品質管理の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)に向けた測定精度を高めるための不確かさに対する評価実習及び生産現場における測定データを統計的に品質管理へ活用する実習を通して、製品の不良低減や品質の安定化を図るための技術を習得します。
1 コース概要
(1)コースの目的
(2)専門的能力の確認
(3)安全上の留意事項
2 測定の重要性
(1)測定と計測・検査について
(2)測定の重要性
3 誤差要因と高精度化
(1)測定誤差の原因と対策
イ 寸法測定の誤差要因
ロ 各要因に対する対策方法
(2)測定の高精度化
イ 長さ基準及び構造、取扱い、調整
ロ 測定器の信頼性及び量子化誤差、器差、アッベの原理など
ハ 熱的影響による誤差の測定、断熱効果のある測定器
(3)精度を考慮した測定実習
4 測定の不確かさ
(1)計測における不確かさとは
(2)不確かさ評価で求められる統計
イ ばらつきの大きさの表現 ロ 母集団と試料
ハ 平均値の統計的性質 ニ 確立分布
(3)不確かさの定義と評価
(4)不確かさの合成
(5)不確かさと測定の信頼性
(6)測定と測定値に対する不確かさの評価実習
5 統計的な測定データの活用
(1)統計的品質管理手法への応用
イ 分散と標準偏差
ロ 工程能力指数
ハ 管理図
ニ 相関分析と回帰分析
ホ 信頼性とPPM、シックスシグマ
(2)統計的品質管理手法を用いた実習
実習例:機械加工された測定サンプルの統計的解析
6 まとめ
(1)質疑応答
(2)コース内容のまとめ
(3)講評・評価