NC機械加工の生産性の向上をめざして、最適化(改善)に向けたCAD/CAMによる加工データ作成と加工実習を通して、加工モデルの作成からNC加工まで一連の流れを理解し、工程や加工条件の決定方法から高精度・高能率加工に対応できる加工データを作成する技術を習得します。
1 コース概要及び留意事項
(1)コースの目的
(2)専門的能力の現状確認
(3)安全上の留意事項
2 CAMの概要
(1)CAMの種類と用途
(2)CADとCAM
(3)データの有効利用について
3 課題提示と加工データ作成
(1)課題の提示と加工データ作成のポイント
(2)加工工程の決定
(3)切削工具の選定
(4)切削条件の決定
イ 切削速度と回転数の決め方
ロ 送り量と送り速度の決め方
ハ 切込み量の決め方
ニ 高精度・高速加工について
(5)CADデータの受け取り
(6)NCデータ作成のための形状確認および修正
(7)加工データの作成(荒取り加工法と仕上げ加工法)
(8)シミュレーションによる確認
(9)ポストプロセッサ処理
4 切削加工実習
(1)段取り作業
イ 段取りにおける注意事項(工具の振れ・突き出し・暖機運転等)
ロ ワークの取り付け・工具準備
ハ ワーク座標系の登録
ニ 工具長の登録
(2)課題の加工実習
(3)製品と加工パスの評価・改善策の検討
5 まとめ
(1)質疑応答
(2)コース内容のまとめ
(3)講評・評価