汎用機械加工の現場力強化をめざして、技能高度化に向けた加工実習を通して、加工方法の検討や段取り等、実践的なフライス盤作業に関する問題解決能力を習得します。
1 コース概要及び留意事項
(1)コースの目的
(2)専門的能力の現状確認
(3) 安全上の留意事項
2 各種加工法
(1)精密六面体の加工(正面フライス加工)
イ 直角度優先加工
ロ 平行度優先加工
(2)ポケット加工
イ 心出し装置及びデジタルスケールを利用した基準位置測定
ロ ラフィングエンドミルを使用した切削条件と仕上げ代等の選択
ハ ブロックゲージを使用したポケット寸法測定方法
(3)高精度穴加工(中ぐり加工、リーマ加工含む)
イ デジタルスケールを利用した精密加工位置決め方法及び注意点
ロ ツールプリセッタを使用した中ぐりバイトの刃先位置の調整
ハ ピン差し込みによる穴位置精度測定
3 総合課題実習(複雑形状部品)
(1)生産現場に密着した課題の提示(勾配のはめ合わせ部品)
イ 加工法の確認
ロ 加工工程による精度差異
ハ 納期(能率)の考慮
(2)加工工程の検討・作成
(3)疑問点、問題点の抽出
(4)最適加工方法についての討議
(5)課題加工実習
(6) 測定・評価
(7) 改善案の検討
4 成果発表
(1)成果発表
(2)発表内容に関する質疑応答
(1)全体的な講評および確認・評価
(2)講評・評価