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受託研究、共同研究

アラミド繊維ロッドによる布基礎の補強に関する実験的研究

(実施年度:2006年度)

担当:出口秀史、大塚泰夫、宇都宮直樹(専門課程 住居環境科)

住居環境科では、株式会社タイヘイと「アラミド繊維ロッドによる布基礎の補強に関する実験的研究」のテーマのもと共同研究を行っています。
現在も昭和56年の建築基準法改正以前に建築された木造住宅は多く存在しており、この改正以降に建築された木造住宅は阪神大震災においても被害が少なかったとされています。東南海・南海地震を含む大地震の発生が危惧されるなか、住宅の耐震改修の進捗状況は、上部構造については様々な提案がされています。しかし、基礎については適用可能な工法が少ない状況にあります。

目的

本研究においては、土木構造物の補強で採用例が増加しているアラミド繊維ロッドを用いた補強材を用い、木造住宅における布基礎を想定した曲げ試験を通し、その補強効果を検証し最適化を図り一層の耐震改修促進につなげることを目的としています

実験の種類

  • (1) 無筋基礎
  • (2) アラミド繊維ロッド補強基礎
  • (3) アラミド繊維ロッド+シート補強基礎
  • (4) 炭素繊維補強基礎

基礎 曲げ試験 装置
基礎 曲げ試験 装置

基礎 無筋基礎 破壊状況
基礎 無筋基礎 破壊状況

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