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受託研究、共同研究

モバイル型遠隔監視システムの構築

(実施年度:2003年度、2004年度)

担当:山口 修(専門課程 情報技術科)

目的

分散された施設の運用状況を離れた場所から監視することにより、侵入や温度などの異常を未然に発見し、防犯対策や復旧対策などを迅速にします。

概要

離れた所から携帯電話などを用いて分散されたハウス栽培の運用状況が監視できる。特に、安い通信サービスの適用に加え、装置の小型・低コスト化への取り組みは、小規模生産者にも導入の道がひらけ有用である。また、無線機の適用により、監視状況を拠点に集約するとともに、山間地や道路を挟む現場など設置条件が好ましくない現場においても運用が可能である。さらに、通報履歴管理帳票の作成や温度条件によりファン運転の制御を行い室内の温度管理も可能である。 特に、監視状況をiモードや電子メールで関係者へ同時に通報できる仕組みは、運用管理業務を充実させることができる。

ニーズと期待

  • 分散した生産現場の設備や施設の運用状況が遠隔地からつかみにくい
  • 異常発生時の原因究明や復旧対策を速く行いたい
  • 設備の稼動実績や施設運用を最適にしたい
  • 管理・メンテナンス業務を充実したい
  • 複数の関係者に同時通報し、情報を共有して対応できる動態管理方式のシステム化(状況把握と異常の発見、予測保全が完備できる)

適用例

  • 養殖場の進入、水温・溶存酸素濃度、ポンプのレベル監視
  • 建設工事現場の侵入、気温監視
  • 生産ラインの設備稼働状況監視
  • 駐車場の空き監視
  • 自販機の在庫監視
  • 受配電設備の絶縁監視

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