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受託研究、共同研究

「ISDNを用いた動画配信システムの構築」は、
高画質、安定性、低コストを実現しました。

(実施年度:2000年度、2001年度)

担当:藤田紀勝(専門課程 情報技術科)

四国職業能力開発大学校では事業主団体研究開発事業の中で、異業種企業団体であるサムソン共栄会と「動画配信システム」の共同開発を行っています。
遠距離地に動画像を送信する場合、衛星通信を用いるのが一般的ですが、設備費、通信コストなどの運用面から広く普及するまでに至っておりません。この共同開発では、衛星通信に準じた画質、安定性を低価格で実現できる動画配信システムの構築を行っています。
またこの取り組みの中で、インターネット上の動画配信技術(Real System)をISDN回線上で活躍することを特長としており、ISDN回線を4回線束ねた256kbpsの通信回線上で、衛星通信に準じた画質で送信することが可能となりました。

目的

近年、地図上にさまざまな情報を埋め込むことのできる地理情報システムが急速に利用され始めている。地理情報システムは、交通計画、環境管理、防災安全管理などで利用され、PentAngle<(株)五星の地理情報システム>の防災安全管理機能の強化を行うために現場の様子を地理情報システム上から確認できる動画配信機能を付与することを目的としている。

研究の特長

衛星通信は、高画質な動画像を他地点に送信されることが可能であることから、大学などの教育機関や企業などで導入されている。しかしながら、初期設備費、衛星通信コストが高額となるため手軽に利用できるまでには至っていない。本研究では、衛星通信に準じた画質を低価格で送信可能なシステム構築を目標に、インターネットによる動画配信技術をISDN上で活用することを特長とした技術開発を行っている。
本システムでは、ISDN回線を4回線束ねた256kbpsの通信回線を利用することにより衛星通信に準じた画質での送信が可能となった。

地理情報システムに動画配信機能を追及

PentAngle上から川沿いの監視PentAngle上から川沿いの監視
PentAngle上に監視可能な場所が赤い点で表示される。赤い点をクリックすることにより現場の確認が行える。

遠距離教育システムとして活躍

GIS講習会Live配信風景GIS講習会Live配信風景
本システムは、遠距離教育の分野での利用も可能である。
(GIS講習会を香川県、愛媛県、高知県に配信)

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