製品設計の現場力強化及び技能継承をめざして、CAEに関する技能高度化に向けて、軸の引張・圧縮、梁の曲げ、などについて有限要素法による解析方法を理解し、プログラミングと材力理論解とを比較検討することにより、その解析処理内容と結果評価方法を習得する。
1.材料力学の基本確認((応力とひずみの構成式)と(テンソルンの意味とその計算
の考え方)
以下記述の2.から7.は考え方を理解することを主とする。プログラムへの反映に
ついても考え方を理解する。実際に重要の部分をプログラムを組む。そして、実際
との誤差がどこで出てくるのかを材料力学計算結果と対比して検討する。
2.解析に使用されるデータ(材料モデル)について確認する。(1軸引張モデル)
3.「仮想仕事の原理」(と別の原理)についても理解と確認をする。
4.形状関数の考え方と確認をする。
5.鋼性マトリクスと全鋼性マトリクス(重ね合わせ)の考え方と確認をする。
6.数値計算の流れに、と解法(静的陽解法、動的陰解法)について上記2.から4.
を体系的に眺め、計算が組み込まれるか過程と考え方を理解する。
7.数値解析結果と実際に材料力学で求めた概略値との差異を議論する。
(議論には拘束条件による影響についても加味して検討する。)
8.設計変形による強度、変形結果について簡単な基本的形状で見てみる。
9.まとめ(整理・質疑応答)
講師 ポリテクセンター茨城