機械部品の強度限界を弾性・塑性力学の視点から議論する。現在、計算力学の発展に伴いPCを用いた解析などにより実用解を得ることも多くなるにつれて、「弾性と塑性の力学」の内容、取り扱いも違ったものになりつつある。しかし、力学体系上、基礎事項については強度限界を議論するために必須である 。本講座は、弾性と塑性の力学について、はじめから分かりやすく解説していく。機械設計従事者はもちろん、FEM実務者、機械加工技術者についても対象とする講座である。
M0022 M00021の講座を補講するものである。
(1)応力(釣り合い方程式など)
(2)ひずみ(ひずみ適合条件式など)
(3)降伏条件(初期降伏曲面、ミーゼス降伏条
件、トレスカ降伏条件など)
(4)応力とひずみの関係
(5)フックの法則
(6)塑性ひずみ増分理論
(7)関連流れ測と最大塑性仕事の原理
(8)弾性及び塑性変形の解析手順
(9)上記(1)から(8)の適用場面と具体的誘導解説・演習
・例えば、内圧を受ける肉厚円筒の弾性解
析、塑性解析
・円筒、球、円盤の弾性解析、塑性解析など
講師 ポリテクセンター茨城