DX人材の育成に向けた生産性向上支援訓練のご案内
経済産業省のDXレポートによれば、95%の企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)に全く取り組んでいないか、取組み始めた段階であり、全社的な危機感の共有や意識改革のような段階に至っていないとされています。
また、DXの定義は、データとデジタル技術を活用して、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立することとしていますが、それらを推進するには、社内においてDX活動をけん引するDX人材の育成が不可欠です。
生産性向上人材育成支援センターでは、令和4年度から生産性向上支援訓練カリキュラムモデルのうち「DX対応コース」を選定・拡充し、中小企業の“DX人材の育成”を支援しています。
58コースをDX対応コースとしています。
DX対応コースの概要
(1)対象者
雇用されている事業主の指示を受けた在職者の方を対象としています。
(2)訓練実施場所
ご要望に合わせて、自社会議室など(企業に講師を派遣)で実施します。
(3)訓練日数
おおむね1~5日(4時間~30時間)で実施します。
(4)訓練内容
DX対応コースでは、既存のカリキュラムモデルを3つの課題別に分類しており、それぞれの課題解決に効果的な訓練コースをご提案しています。
①ビジネスモデルの課題への対応
②業務プロセスの課題への対応
③デジタル化と新たな生活様式の課題への対応
〇訓練で習得できる要素例
・デジタル化による業務改善
・新しい生活様式を踏まえた取組み
・新たな業務プロセスの導入や改善
・ビジネスモデルに関する取組み
(5)受講料
訓練時間数に応じて、受講者1人あたり2,200円~6,600円(税込)
(6)訓練の実施
専門的な知見やノウハウを有し、訓練の適切な実施が可能な民間機関などに委託して実施します。
訓練受講までの流れ
(1)課題や方策の整理
センター担当者が企業を訪問し、人材育成に関する課題や方策を整理します。
(2)訓練コースのコーディネート
相談内容をふまえて、課題やニーズに応じた訓練コースを提案します。
(3)訓練受講
所定の期日までに受講料の支払いなどの手続きを行い、訓練を受講してください。
※予算にかぎりがありますので、ご希望に添えない場合があります。
※相談内容によっては、少人数からでも受講できるオープンコースのご利用を提案する場合があります。
DX対応コース(オープンコース)のご案内
生産性向上支援訓練(DX対応コース)をご活用いただくために、おひとり様からご利用可能なオープンコースを企画しましたのでご案内します。
<特徴>
〇演習やグループワークにより人材確保や人材育成に課題を抱える中小企業等を支援する実践的な研修です
〇他社の従業員と一緒にグループワーク等を行うことで自社の強みや課題の気づきに繋ります
〇専門的な知見やノウハウを有する県内外で実績のある民間教育訓練機関等に委託して実施します