企業実習受入企業の募集
企業実習付き訓練の仕組み(日本版デュアルシステム訓練)
1.訓練の目的
企業実習付き訓練(日本版デュアルシステム訓練)とは、5か月間の施設内訓練(注1)と生産現場における1か月間の企業実習(注2)を組み合わせた概ね55歳未満の求職者を対象とした訓練です。
企業実習をとおして、職場における人間関係や仕事(職務)内容を理解することで、就業意欲の更なる向上や雇用のミスマッチ解消をめざし、早期の安定した就労への移行を目的としています。
【注1】施設内訓練
ポリテクセンターにおいて、関連職種の基本的な知識・技能及び社会人として必要な基本的な知識を持たせる訓練です。
【注2】企業実習
企業・事業所等の生産現場において、実施していただく実践的な内容の訓練(施設内訓練に関連するカリキュラム)です。
●当センターで「企業実習付き訓練」を実施している3科
- 企業実習付き機械加工技術科(年2回開講:①6~11月、②12~5月)
- 企業実習付きビル設備サービス科(年1回開講:1~6月)
- 企業実習付き機械CAD技術科(年1回開講:2~7月)
2.受入れを依頼する期間及び実習例
・企業実習付き機械加工技術科
(期 間)毎年4月・10月
(実習例)汎用機やNC加工機による部品加工、製品の検査等
・企業実習付きビル設備サービス科
(期 間)毎年5月
(実習例)商用ビルの日常点検、設備の故障対応等
・企業実習付き機械CAD技術科
(期 間)毎年6月
(実習例)CADによる図面作成、図面管理、機械設計補助等
※ 詳細についてはお問い合わせ下さい。
3.企業実習を導入するメリット
(1)新規採用を検討している事業主の方については、企業実習中に訓練生の人柄や適性等が確認できるた め、安心して採用の決定が可能です。
(2)企業実習により現場を経験した訓練生のため、早期退職を防ぐことが可能です。
(3)企業実習の受入れ・実施に対して、ポリテクセンター福岡から委託費をお支払いします。
(支払いは企業実習期間の修了後)
4.企業実習中の取扱い
(1)依頼先事業所と当センターが契約書を手交し、公共職業訓練として実施していただきます。
(2)平日日中での実施をお願いします。(土日及び祝日、夜間・宿泊を伴う訓練は不可)
(3)企業実習中のけがや物損等が生じた場合は保険の範囲内で対処します。
(訓練生は必ず、民間保険(職業訓練生総合保険等(障害、物損等含む))に加入しています。)
(4)当センターにて労災保険に加入しますので、企業実習中に災害が生じた場合は労災が適用されます。
(5)企業実習中における事業所からの訓練生に対する賃金や通勤費等の支払いは必要ありません。
(6)企業実習のカリキュラムについては、当センター職員と相談の上、作成させていただきます。
(7)実施期間中、当センター職員が実習先を訪問させていただきます。
(訓練状況の把握や受講態度等の確認)
(8)企業実習に関する事務処理等(依頼事項)
・訓練生の出席簿や欠席届及び訓練日誌等の管理出欠状況の報告
・訓練実施に関する諸手続き(契約事項を含む)
・不慮の事態が発生した際の当センターへの連絡及び対応
※具体的な内容や詳細については、当センター職員との打合せの中でご説明します。
・企業実習のカリキュラムの作成等
(9)企業実習先事業所においては、訓練生に関する個人情報の適切な管理をお願いします。
お問い合わせ先
ポリテクセンター福岡(福岡職業能力開発促進センター)訓練第一課
住所
〒806-0049 北九州市八幡西区穴生3-5-1
TEL
093-641-6909
FAX
093-631-6516