町かどの機構(利用者の声):株式会社堀製作所
高齢・障害・求職者雇用支援機構は、人材確保、人材育成、雇用環境改善などについて、地域の特性に合わせ、企業、在職者、求職者の方々を支援するために、様々な事業に取り組んでおります。その中から、利用者の声や事業取り組み事例等を紹介いたします。
アビリティ訓練修了生採用企業にお話をお伺いしました!!
ポリテクセンター中部で実施していますアビリティ訓練「精密溶接技術科」の修了生を採用していただいた事業所でお話を伺いましたので、ご紹介します。
今回は株式会社 堀製作所様です。
上司の声
代表取締役の堀様に、お話を伺いましたので、ご紹介します。
堀義隆代表取締役様:
面接での大嶋さんに対する第一印象は本当に仕事ができるのかという心配でした。
ポリテクセンターで溶接作業について訓練してきたということでしたが、溶接作業以外にも配管や機械加工等の作業があるので、即戦力として考えていいのか不安でした。しかし大嶋さんからこの仕事をやりたい、というやる気を感じることができたので採用となりました。グラインダ作業やガス溶接作業などの特別講習をポリテクセンターで取得していたのは助かっています。採用後、溶接の練習をするよりも実際の作業を経験して、やりがいなどを感じた方が効果的だと考えたため、製品を作ってもらいました。
また溶接も様々な種類や姿勢などがあるので、訓練と現場の作業のギャップを感じてやる気がなくなってしまうのではないかという心配がありましたが、大嶋さんのものづくりに対する姿勢は大変素晴らしく、集中して作業をしています。
溶接以外の作業にも意欲的に取り組んでおり、入社後はフォークリフトの免許を取得しました。会社としても本人がやる気ならばバックアップをしていこうと考えています。今後は玉掛けの資格を目標としていると聞いています。
これからは軟鋼の溶接だけではなくステンレスやアルミニウム、ニッケルなどの溶接も頑張って覚えてほしいと考えています。

株式会社堀製作所 外観
受講者の声
「金属加工科」を修了された大嶋 様にもお話を伺いました。
大嶋様:
私は精密溶接技術科修了後、株式会社堀製作所に就職しました。
6カ月間の訓練中に習得できた資格(自由研削といしの特別教育、アーク溶接等の業務に係る特別教育、ガス溶接技能講習)は今の業務に直結しており、とても助かりました。
会社では、被覆アーク溶接、半自動溶接、TIG溶接を使います。ポリテクセンターでそれぞれの溶接の訓練期間があり、基礎を習得できました。 会社で扱う製品を初めて溶接した時は思うように行かないことがあり、戸惑うことも多かったのですが、そんなときには職場の先輩やポリテクセンターで出会った仲間からの支えがあり、乗り越えてきました。
ポリテクセンターでは個性的な仲間たちと、楽しく一から溶接の訓練する事ができ、溶接がほとんど未経験だった私が溶接工の道に進むための道標になりました。
今後は、特殊鋼や異種材料の溶接技術、全姿勢での溶接技術の習得を目標に精進していきたいです。

作業中の大嶋様

作業中の大嶋様
アビリティ訓練
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〇企画指導部事業課 TEL:0568-79-0512 FAX:0568-47-0677