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INTRODUCTION職業能力開発大学校とは

職業能力開発大学校とは

 職業能力開発大学校とは、厚生労働省が全国に設置した優秀なエンジニア育成を目的とした教育施設です。

 我が国が技術立国として持続的な経済成長を実現していくためには、新技術の開発、製品等の高付加価値化や新分野への展開などが必要であり、自動車、機械、電機などといった基幹産業を各地域で支える中小ものづくり企業における技能・技術者の存在が不可欠です。特に、中小企業を中心として技能・技術の伝承やものづくり技術を支える人材の確保・育成が困難となっています。

 これらの要望に応えるために、厚生労働省は全国に職業能力開発大学校及び職業能力開発短期大学校を設置し、技術革新に対応できる高度な知識と技能・技術を兼ね備えた人材の育成を行っております。

 職業能力開発大学校・短期大学校の教育課程には、高等学校卒業者等を対象とした『専門課程』と、専門課程の上級課程である『応用課程』があります。

 実践技能者(テクニシャン・エンジニア)の育成を目的とした専門課程(2年制)、さらに、産業界や地域のニーズに応じて、新製品の開発、生産工程の構築等に対応できる将来の生産技術・生産管理部門のリーダーを育成することを目的とした応用課程(2年制)を実施し、多くの修了生を産業界に送り出しています。

※「職業能力開発大学校」・・・「専門課程」と「応用課程」を設置

※「職業能力開発短期大学校」・・・「専門課程」のみを設置(「応用課程」に進学することは可能)

愛称について

  「ポリテクカレッジ」・・・全国の職業能力開発大学校及び職業能力開発短期大学校の愛称

  「能開大」・・・全国の職業能力開発大学校の愛称

  「能開短大」・・・全国の職業能力開発短期大学校の愛称

  「KPC」・・・高知職業能力開発大学校の愛称(Kochi Polytechnic College の略)

専門課程とは

実践技術者を育成する課程

専門課程には『生産技術科』『電子情報技術科』『電気エネルギー制御科』『住居環境科』『建築科』他、全9科があります。各能開大に設置されている科は様々です。

専門課程は各科それぞれの専門分野の基礎的な技術から高度な技術までを体系的に習得する2年間の教育課程です。本課程では産業界が求めている「自らものづくりができる実践技術者(テクニシャン・エンジニア)」としての能力を身に付けることができます。

 教育システムは、理論と技術を切り離して学ぶのではなく、それらを有機的に結びつけた実学融合、即ち実験・実習と講義で理論・技術を同時に対応させながら学びます。

応用課程とは

生産現場のリーダーを育成する課程

 応用課程は専門課程の上級課程で、『生産機械システム技術科』『生産電子情報システム技術科』『生産電気システム技術科』『建築施工システム技術科』の4科があります。

本課程の特長

生産現場のリーダーの育成に必要な各課題実習を行うことです。

  1. 具体的なものづくりの課題(企画・開発・コスト等)を設定した課題実習
  2. 各人がグループの中で専門性を発揮し、共通の課題に取り組むワーキンググループ学習
  3. 複数科の学生でグループを構成し、企業の課題等に取り組む開発課題実習

工科系大学との違い

職業能力開発大学校と工科系大学との比較

職業能力開発大学校の目的

技術革新に対応できる高度な知識・技能を兼ね備えた実践技術者、生産技術・生産管理部門のリーダーとなる人材の養成

工科系大学の目的

「真理の追求」を教育目的とし、一般教養や学術的知識の習得及び実験等による理論の検証を行うことにより、専攻に係る専門知識と深い教養、総合的な判断力を有する人材を養成

比較図:工科系大学と能開大の比較図