電子情報技術科について
スマートフォン、インターネット、IC乗車カード、電子マネー等、社会はICT化の中にあります。電子情報分野はこれらを支える基幹技術を提供します。
電子情報技術科では、コンピュータのハード(回路)、ソフト(プログラム)、情報ネットワーク技術、組込みマイコンの技術など幅広い技術を学びます。
ソフトとハードに精通したバランスのとれた実践技能者の育成を目指しています。
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組込みソフトウェア基礎実習
プログラミング実習の様子。1年前期にC言語、2年前期にJava言語を学びます。電子CADやFPGAに関する実習などでもパソコンを使用します。
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電子回路設計製作実習
電気回路や電子回路、マイコン周辺回路の製作や測定を行う実習は、実習場で実施します。1名ずつ、あるいは2~3名のグループで課題に取組みます。
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総合制作実習
2年次の総合制作実習では、1年次で学んだ内容をもとにテーマ毎に新しい内容を学び、卒業までに成果物の完成を目指します。写真ではVRアプリケーション用の3Dモデルを試作しています。
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マイクロコンピュータ工学実習
家電製品などに組込まれているマイクロコンピュータを用いて、スイッチやLED、各種機器などのを接続して、C言語を用いて制御するプログラムを作成する実習です。
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インタフェース製作実習
マイクロコンピュータ工学実習で使用するマイコン基板や各種インターフェース基板の製作を行う実習です。
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自立型移動体制御実習
自律型移動体(自走型ロボット)に搭載されているコンピュータのプログラムを作成し、自動走行などの動作をさせる課題に取り組む実習です。
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C204パソコン室
1 年生用パソコン室です。Windows10環境にC言語やJava言語開発環境、組込みプログラム開発環境、電子CAD/CAMソフトウェアなどがインストールされ、すべての授業で使用可能です。
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C203パソコン室
2年生用パソコン室です。1年生用パソコン室と同じ環境が用意され、1・2年生が同時にパソコンを使用できます。
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VRアプリ開発環境
通常の実習機器以外に総合制作実習等で個別の機器を用意します。写真はVRアプリケーション開発用パソコンとVRゴーグルです。
総合制作(2年次)
総合制作とは、専門課程のまとめとして行う、数人のグループワークによるものづくり制作実習です。
具体的な制作物は、毎年グループごとに異なります。実用的な製品を目指したもの、既製品をベースに改良を加えたものなど多岐に渡ります。
加工精度測定用画像処理システム
AI等を用いた画像処理による外観検査システムを制作した。検査対象部品は実際にコロ軸受であり、錆、傷、刻印等の不良を検出する。
ジェスチャーセンサを利用した遠隔制御システム
自動車の動作に相当する機能を持った走行車をジェスチャーセンサを用いて、遠隔制御するシステムを制作した。人の手の動きに対応して走行車が自由に動作する。
VRを活用したソフトウェアの開発
VRを活用して電子情報技術科の実習の中で電子回路を製作する実習や、マイコンによる制御プログラム開発実習を体験するプログラムを開発しました。
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取得を支援する資格
技能検定:電子機器組立て作業2級
ITパスポート
基本情報技術者 -
目指せる職種
組込みソフトウェア技術者
電子回路設計技術者
システムエンジニア
情報通信機器・電子機器設計開発エンジニア
ネットワークエンジニア 等 -
進学
生産現場のリーダーへ
主な就職先
YKKAP㈱/ 朝日電子㈱/ 浅海電気㈱/ 石川製麺㈱/ オーアイ工業㈱/ ㈱アイザック/ ㈱小谷製作所/ ㈱ソフタス/ ㈱村中製作所/ ㈱富山村田製作所/ 寿電設㈱/ 立山科学グループ/ 中越精器㈱/ 津根精機㈱/ デンカ㈱/ 日本海コンクリート工業㈱/ コンチネンタル㈱/ 北陸アルミニウム㈱/ 北陸電気工事㈱/ 三光合成㈱/ 三菱日立ツール㈱/ 鹿島興亜電工㈱/ ㈱カイスイマレン