生産電気システム技術科

生産電気システム技術科
クリーンな
エネルギーに配慮できる
自動化社会のリーダーへ

生産電気システム技術科について

生産電気システム技術科では、工場の生産ラインをタッチパネルやロボットなどを使い自動化する工場自動化技術、モータの回転数やトルクをマイコンや電子回路などを使い自由に制御するパワーエレクトロニクス技術を学びます。また、自然エネルギーや省エネルギー化等を学習し、環境に配慮したシステムの企画・開発を可能にします。これらの技術を学び第四次産業革命に対応した生産工程の改良・改善・運用・管理などに対応できる、生産現場のリーダーの育成を目指しています。

授業風景

  • 電動力応用機器実習

    電動力応用機器実習

    電動車両に取り付けるモータと動かすための制御回路を設計し、製作します。設計通りに完成したかを様々な測定装置を使用して、確認します。

  • 電気設備設計製作実習

    電気設備設計製作実習

    ソーラーパネルからの電力を家庭で使用できる交流電力に変換装置を設計し、製作します。完成後動作試験をし、設計通りに動作するか確認します。

  • 電気装置設計製作実習

    電気装置設計製作実習

    運搬する材料の選別や精密な移動、仕分けなど、自動化生産ラインの設計製作をグループで行います。

  • パワーエレクトロニクス実習

    パワーエレクトロニクス実習

    トランジスタ、MOS-FETなどのスイッチングデバイスの制御方法を実験を通じて学習します。回路の内容は、DC電源の電圧を変換する昇圧回路や降圧回路、電動機などの負荷装置を制御するフルブリッジ回路などです。

  • コンピュータ応用実習

    コンピュータ応用実習

    C言語を使用した組込プログラムについて、必要な要素であるディジタルI/O、タイマ、割り込み、キャラクタ表示などの設定や使用法を実験を通じて学習します。

  • 自動化システム応用実習

    自動化システム応用実習

    PLCを使用してサーボモータによる1軸の位置決め制御を学習します。サーボシステムの構成を決定し、モータ、サーボアンプおよびPLCの配線を行い、位置決め制御プログラムを作成します。

設備

  • 差動式ディジタルオシロスコープ

    差動式ディジタルオシロスコープ

    一般的なディジタルオシロスコープでは測定できない、パワーエレクトロニクス回路の動作波形を測定することができます。

  • 電子回路基板設計ソフト

    電子回路基板設計ソフト

    電子回路図面の設計と回路基板のレイアウト製図、基板加工機に基板作成の指示をすることができます。

  • 3Dプリンタ

    3Dプリンタ

    3DCADで設計したデータを使い、ベルトコンベアの運搬容器や電子装置のケース、コントローラ、歯車などを造形します。

  • モータ性能測定器

    モータ性能測定器

    モーターの特性等を測定します。自分たちで制作したモータが設計通りの性能を発揮できるかが、確認できます。

  • 電動車両実習装置

    電動車両実習装置

    標準課題の電動車両走行システム設計製作課題実習で使用する車両になります。前段の授業である電動力応用実習でモータの設計・製作方法を学び、それを活かしスピードの速い車両や急な坂道を登る車両など個性を活かした車両の設計・製作ができます。

  • 産業用ロボットシステム

    産業用ロボットシステム

    産業用ロボットと生産現場で使用するベルトコンベアーやセンサ類を組み合わせた装置です。ロボットの動作を入力するロボットティーチングやボタン一つで動く自動制御装置、画面をタッチするだけでロボットっシステムの操作や監視をする産業用タッチパネル、人とロボットが協力して働けるユニバーサルロボットなどがシステムに組み込まれています。

標準課題(応用課程1年次)

標準課題実習では、同一科内でグループを構成し、要求された仕様を満足する課題製作に取り組みます。専門分野の技能・技術および関連する分野に関して,深化させ活用できる能力を習得します。

電動車両走行システム設計製作課題実習

電動車両走行システム設計製作課題実習

電動車両の制御部について設計・製作をするグループ学習になります。前段の授業において、モータや基板の設計・製作方法、マイコンプログラムなどを学びます。グループのメンバーが任されたものを担当し、車両の企画・設計・製作・評価までを一貫してグループワークの中で学びます。

発電電力制御システム設計製作課題実習

発電電力制御システム設計製作課題実習

ソーラパネルの発電電力を家庭用電力に変換するパワーコンディショナ装置を設計製作するグループ学習になります。昇圧や直流・交流変換、系統連系などの電子回路をそれぞれ役割分担し、組み合わせることで一つの装置を作り上げていきます。

開発課題(応用課程2年次)

開発課題とは、学生自身が製品の開発を経験する課題実習です。応用課程3科の学生で、チームを組み、自ら企画・設計・加工・組立・評価を行い製品開発の流れを習得します。
これまで、学んだことをすべて活用して、専門分野に責任を持ち他分野の学生とも相互に協力・研鑽する等、生産現場を意識しながらチームとして課題に取り組みます。
この開発課題を通して、「ものづくり現場を担うリーダー」を育成します。

  • ソーラーカー車両の開発-発電エネルギーの効率的利用-

    ソーラーカー車両の開発-発電エネルギーの効率的利用-

    クリーンエネルギーの需要が今後高まる中、EV開発が注目されています。太陽光による発電エネルギーを効率的に利用できるソーラーカーの開発では、秋田県大潟村で開催されるワールドソーラーカーチャレンジを想定し、効率的なモータ、発電電力の安定化、軽量化、旋回性の効率化をポイントに取り組みました。

  • 自動綿繰り機の開発

    自動綿繰り機の開発

    「わたはじめプロジェクト」という地域活動と協力し、取り組んでいるテーマになります。収穫された綿花(実綿)から,綿と種を取り分ける綿繰り作業は、作業者の大きな負担になっていることから、実綿の供給から排出までを自動化し、連続運転を可能とする装置の開発を目標としています。

  • 4軸同時制御彫刻機の開発

    4軸同時制御彫刻機の開発

    3軸直交と回転軸を同時に制御する「4軸同時制御彫刻機」の開発に取り組みました.4軸同時の制御を可能にすることで、連続的な曲面加工が可能です。NCプログラムの読み込みや、安全機能の充実など様々な機能を搭載しています。

  • 3Dプリンタの開発

    3Dプリンタの開発

    熱溶解積層方式で1辺30mmの立方体を、10分以内に造形できる3Dプリンタを開発することを目指しました。吐出速度の向上だけでなく硬化速度を上げる工夫をしました。また使用時の安全にも配慮した設計になっています。

  • 産業用ロボットを活用したOリング取り付けシステムの開発

    産業用ロボットを活用したOリング取り付けシステムの開発

    産業用ロボットを活用し,波動歯車装置にOリングを取り付けるシステムを開発しました。ロボットハンドによるOリング取り付けのほか、Oリング供給ユニットや画像処理による検査システムを実装しています。

  • 取得を支援する資格

    第三種電気主任技術者
    技能検定:シーケンス制御作業2級
    技能検定:電気系保全作業2級
    第一種電気工事士
    産業用ロボットの教示等および検査等の業務に係る特別教育

  • 目指せる職種

    機械装置の設計、開発技術者
    自動化・省力化装置の設計、開発技術者
    メカトロニクスエンジニア、ロボティクスエンジニア
    電気設備の設計・施工・管理者 等

主な就職先

DPT㈱/ アイシン新和㈱/ ㈱大谷工業/ ㈱黒部エムテック/ ㈱サプラ/ ㈱スギノマシン/ ㈱セイキ/ ㈱津根精機/ ㈱東洋電制製作所/ ㈱富山村田製作所/ ㈱中西電気/ ㈱日本抵抗器製作所/ ㈱橋本電業社/ ㈱日立産機システム/ ㈱日立産機中条エンジニアリング/ ㈱ホクシン/ ㈱明電舎/ 協和ファーマケミカル㈱/ (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構/ コーセル㈱/ 寿電設㈱/ シードシステムズ㈱/ 澁谷工業㈱/ 太平洋製鋼㈱/ ダイヤモンドエンジニアリング㈱/ 立山科学グループ/ 東京ドロウイング㈱/ ニイガタ機電㈱/ 日研プラント㈱/ 日東アリマン㈱/ 萩浦工業㈱/ フジテック㈱/ 北陸電気工事㈱/ 北陸電機製造㈱/ (一財) 北陸電気保安協会

その他リンク

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