「実験計画法を活用した生産プロセスと品質の改善」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（東邦機械工業株式会社 本社工場 様）

　　東邦機械工業(株)は帝人のグループ会社として、創業以来時代が求める高性能ポリウレタン製造設備を開発・提供することで社会の発展に貢献してきました。

　顧客のニーズにお応えする最適な設備システムの提案によるモノづくりに取り組み、現在では医療分野で人工腎臓・人口肺などの製造設備、自動車分野ではハンドル・シートクッション・ヘッドライナー・エアーフィルター・防音材などの生産設備、断熱分野では建材ボードや冷蔵庫・クーラーボックス等の生産設備、工業分野では製紙・印刷等のウレタンローラー生産設備などを開発・製作して、徳島生まれのTOMAC（※）ブランドの設備システムを提供しております。
※TOMAC（＝Toho machinery：東邦機械工業の略称）

　当社は社員教育の一環として、ポリテクセンター徳島様の各種セミナーを活用して社員のスキルアップを図っています。
　モノづくりに必要な知識と技術の向上を図ることにより、日本国内だけではなく世界中でウレタンマシンではTOMACと言われるように会社の発展に繋げていきたいと考えています。

　弊社は産業用設備メーカーで、主にウレタン製品製造のための設備を販売しています。
　設備販売に至るまでには、設備の性能確認で実際にお客様が弊社へ来られ実験を行うことがあります。
　ほとんどのお客様は確認したいと考える全ての水準を実験されますが、あるお客様が実験水準の総当たりではなく、少ない実験しか行わなかったので、「なぜだろう？」とずっと気になっていました。

　今回セミナーに参加したことで、その実験方法は実験計画法の直交表に基づいて行われていたのだと理解ができました。
　私自身も実験を行うことが多いので、今回のセミナーで学んだことを生かし、直交表による実験計画を活用するなどして業務効率の改善につなげていければと感じています。