校長挨拶
豊かな職業人生を始めよう
ものづくり、サービス創造を志望する皆様へ
野底 武浩
沖縄職業能力開発大学校 校長
沖縄職業能力開発大学校における教育訓練の最大の特色は、「実用志向の充実した実験・実習」といえます。カリキュラムにおいて多くの時間を実験・実習に割当て、その効果を最大にするために万全な設備を備え、十分な環境を整えています。少人数の学生と先生が熱のこもったやり取りを行い、技能・技術の習得とともにチームワーク力を培います。
何故、そのような教育訓練を行うのでしょう。本校の実験・実習では、一つ一つの課題に対して学生自ら手足を動かして実践し、その結果を自分で確かめ、成功あるいは失敗の原因を考えるという経験を重ねます。特に教育訓練の総仕上げとして行うプロジェクト型の課題においては、チームを組んで、文献調査から作品の完成に至るまでの全てをやり遂げます。このような経験においてこそ、「あぁ、分かった。」、「ついにできた。」という深い達成感を味わうことができます。そして、座学などで学んだ基礎的な知識が、身に染み入るように「分かる」のです。
このような学びは、修了後、製造企業やホテルなどのものづくりやサービス創造の現場において円滑に応用できるとともに、新たな課題に直面した際にはそれを解決し、さらには発展させることを可能にします。本校における学びは、その後の職業人生において継続する学びの出発点であり、そのような学びの継続が、あなた自身を、地域を、そして社会を豊かにするのです。