共同研究のご紹介-黒糖カチ割り装置-

装置外観  

開発概要

「黒糖カチ割り装置」はブロック状の黒糖を自動で不揃いな一口サイズに小さく割ることができる装置です。 黒糖本舗垣乃花様では、これまで手作業で黒糖のカチ割り作業を行っていましたが、30kgの黒糖をカチ割る工程に40分ほどかかっていたそうです。 本装置によりカチ割り作業の自動化を実現したことで同工程が10~15分ほどに短縮されることが確認できており、 作業員の負担軽減やコスト削減が期待されています。

装置外観  

本装置の製作を担当したのは当校の応用課程2年生(4年次に相当)7名で、機械分野を担当する生産機械システム技術科4名、 電気分野を担当する生産電気システム技術科3名でグループを構成し、約9カ月をかけて製作しました。 黒糖を適切なサイズ(20mm~40mm)、且つ潰すことなくカチ割る必要があるため、ローラー刃の設計・製作及び実験を繰り返し、 現在の形状となったとのことです。

メンバー  

学生リーダーの平良さんは「刃の製作と実験を重ねた。作業を行う方の負担軽減につながってほしい」と話しています。
黒糖本舗垣花社長からは「従業員の負担軽減と生産性の向上が見込めることで県外展開も期待できる」と評価していただきました。

工連ニュース8月号掲載記事

工連ニュース8月号にも掲載されました。

111 工連ニュース8月号

手作業と装置によるカチ割り作業(再生時間:0:49)

手作業によるカチ割り作業と装置によるカチワリ作業の様子です。

共同研究のページ

その他、共同研究については下記ページをご覧ください。

共同研究