校長あいさつ

技術×技能で広がるものづくりの世界。
中国職業能力開発大学校は、厚生労働省が所管し、全国に設置した10校の工科系大学校のひとつです。
当校では、産業界で求められる高度な技能と技術の教育訓練に加え、計画・開発力など創造性と実践性を備えた「ものづくり力」を養い、生産技術・管理部門でリーダーとして活躍できる人材を育成します。そのために、二年間の専門課程と、更に二年間の応用課程を設け、実践的な知識と技能を学ぶ環境を提供しています。
日本の「ものづくり」産業は、精緻な技術力と職人の匠の技を大切にしながら発展してきました。設計開発と製造現場が互いに協力し、優れた製品を生み出してきたのです。技術が進化し、デジタル化が進む中でも、「より良いものを作る」という精神は変わりません。むしろ、技術と技能を掛け合わせることで、新たな価値を生み出すことが求められています。当大学校の特徴は、実技・実習を重視したカリキュラムにより創造的・実践的な教育訓練を、産業のものづくりの場で実際に使われている最新の設備を用いて、少人数で行います。さらに、技術・技能の強化に加え、問題解決能力や発想力を養うため、コミュニケーション能力の育成も重視しており、協働作業やディスカッションを通じて身につけることができます。修了生の就職率は毎年100%であり、技術リーダーとして中国地方だけでなく全国で活躍しています。
高等学校新卒者はもちろん、社会人推薦・事業主推薦制度による実務経験者も歓迎しています。「技術×技能」で広がる「ものづくり」の世界を大いに楽しみましょう。