離職者訓練 利用者の声09
平成26年6月 テクニカルオペレーション科 修了生 藤田 好 様
1 テクニカルオペレーション科受講経緯について
私は前職では、契約社員として空圧部品のピッキングから組立ラインへの供給の業務をしてきました。 退職を機に、興味を持っていたパソコンを使って、『ものづくり』に関わる仕事に就きたいという想いから、機械系CADの勉強が出来るテクニカルオペレーション科の訓練を受講し、再就職に繋げました。
2 再就職先について
再就職先としては、ポリテクセンターで学んだことが無駄にならない様に、また活かすことの出来る仕事としてCADオペレータの仕事を探しました。また、仕事と子育ての両立を考えて、定時間で働ける環境を求めていました。ポリテクセンターで学んだCAD/CAMの知識だけでは不安でしたが、入社面接では『やる気』を見い出して頂き、(株)ユニテツクに入社しました。現在ではCADオペレータとして工作機械の組立図からの部品図を作成する仕事に就いています。職場には、元テクニカルオペレーション科の修了生も何人か居られるので、不明な点などはサポートして頂いています。最近、上司と一緒に加工・組立の現場に行く機会を得て、自分の書いた図面がモノとして出来上がり、組み上げられている姿に『ものづくり』の醍醐味を感じました。
3 今後の目標
現在は設計補助としてAutoCADを用いて部品図作成の業務に就いており、上司の方々に色々とサポートして頂いていますが、出来るだけ早く、ミス無く効率的に図面を描けるようになって自立し、設計を任される側になりたいと思います。
株式会社ユニテック
技術部 次長 四日市センター長 服部芳昭 様
弊社では新入社員の教育に図面化練習課題を用意し、約1ヶ月間この課題をやってもらい、弊社の図面化のルールに慣れてもらいました。練習課題には、実際にノギスなどの測定器を用いて寸法測定し図面化する課題や製図テキストの復習のような課題等があり、実践レベルのものとなっています。約1ヶ月間の研修を終え、CADオペレータとして必要な技能を身に付けてもらいました。CADオペレータとして必要な技能として、CAD操作技術はもとより、図面の知識や機械加工の知識も求められ、人材育成に時間がかかります。しかしポリテクセンター修了生の場合、実習で身に付けた基礎知識がありますので、弊社での業務も、未経験者の新入社員と比較してスムーズに始めることができております。
藤田さんには、設計の経験を積み、『ものづくり』のやりがいが分かる一人前のエンジニアになることを期待しています。