設備の設計や施工、維持管理は建築躯体との関係も深く、配管配線は隠蔽になることから業務を行う上で非常に難しい領域になります。本コースでは、施工実習を通して、住宅の電気の基礎や電気器具について理解し、隠蔽配線と躯体との関係を理解しながら設計や施工、アフターサービスのポイントを習得することを目標としています。
1.住宅電気設備の概要
(1)戸建住宅の設備
(2)集合住宅の設備
2.電気設備の基本
(1)電力と電気料金
イ.日々の暮らしと契約容量
ロ.契約容量の算定と電気代
(2)電気の引込みと財産区分
イ.電気を管理するための設備電力計
(3)分電盤と回路数
イ.分電盤の種類と構造
ロ.生活に合わせた回路数
(4)配線方式
3.配線器具と照明器具
(1)住宅用配線器具の種類と機能
イ.各種コンセント、スイッチの機能
ロ.生活スタイルからみる配線器具の選択
(2)照明器具
イ.住宅照明の基礎知識
4.躯体との関係から学ぶ電気配線工事
(1)配線設計
(2)建築躯体との関係を考えた複線図の作成
(3)断熱材との取合い
(4)電気配線施工準備作業
(5)電気配線施工
(6)通電・欠陥確認
5.施工実習から学ぶメンテンナンス・リニューアル
(1)電気設備のメンテナンススケジュール
(2)トラブルと対策
(3)アフターメンテナンスとリニューアル
(4)建築のリフォームと連動した器具のリニューアル
(5)配線器具・照明器具の施工・メンテナンス・リニューアル
*本セミナーでは、木造住宅をモデルとして実習を行います。