建築物は、リニューアル・リノベーションをしながらの長寿命化を図っています。その際、現在の用途に合わせて改修工事を行うため、設備改修や間取り変更など、改修が構造性能に大きくかかわる場合があります。本コースでは、改修ならではの構造の検討項目、構造計算の手法や根拠などを身につけます。
1.建築物の用途と構造種別
(1)建築物の規模、用途と構造種別
(2)構造種別による構造的特徴
イ.木造
ロ.S造
ハ.RC造
二.SRC造
ホ.その他(混構造)
2.構造種別ごとの構造設計手法
(1)建築物の構造種別ごとの構造設計手法と設計ルート
(2)構造種別ごとの構造設計ポイント
3.建築物と設備の関係
(1)建築物と設備との関係・納まり
(2)各種設備の施工方法
(3)応力と設備配管の関係
(4)主要部材の応力算定 演習
4.リニューアル・リノベーションのための構造設計
(1)用途・構造種別ごとのリニューアルのための構造設計・各種演習
イ.設備の更新と構造
・部材応力
・フレーム応力
・RC造 ダクトと配筋の関係
ロ.耐震診断・補強
・耐震診断
・耐震補強
ハ.間取変更
・荷重の流れ
・補強
(2)リニューアル・リノベーションを目的とした物件の構造設計・演習
5.構造図について
(1)構造図のチェックポイント
イ.構造図チェック演習