油圧制御システム設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けた油圧機器の構造、作動原理、JISによる回路図記号を理解した上で、実機に用いられる主要な制御回路の構成、動作特性を習得します。
1.油圧の概要
(1)専門的能力の確認
(2)油圧の利用
(3)油圧を扱うに必要な原理・原則・公式
2.作動油
(1)作動油の種類とその特徴
(2)作動油の粘度と粘度指数
(3)作動油の適正使用
(4)油の圧縮性について
(5)コンタミナントによる影響
3.主な油圧要素
(1)油圧ポンプ
(2)制御弁(圧力、流量、方向)
(3)アクチュエータ
(4)周辺機器
4.実践実習
(1)油圧回路の構成
イ.仕事の3要素と油圧の5要素
(2)特性実験実習
イ.回路圧とポンプ吐出し量の測定と特性解析
ロ.負荷圧とリリーフ量の測定と特性解析
ハ.流量特性と運動速度の特性解析
(3)昇降装置を想定した課題
イ.方向制御弁による昇降運動の制御方法
ロ.速度制御手法の違いによる動作特性の検証
ハ.中間停止回路およびアンロード回路の特性の検証
二.重量荷重におけるアクチュエータの位置保持回路
5.まとめ
(1)質疑応答・評価