C言語の拡張仕様であるC++を用いて、仕様変更に対する保守性や既存モデルの再利用性の向上のための設計技術や開発技術を実習を通して習得します。
1.訓練目標の確認
(1)コース概要および専門的能力の確認
2.開発環境と実行環境の実装
(1)組込みシステムのためのC++の概要
イ.C++言語のメリット・デメリット
(2)組込みシステムにおけるC++の現状
3.開発環境
イ.ホストPCおよびターゲットボード
ロ.統合開発環境(クロスコンパイル)の導入
4.オブジェクト指向開発技術
(1)オブジェクト指向言語の概念と特徴
(2)オブジェクト指向言語によるプログラム開発
イ.クラス設計とデバイス制御プログラム
ロ.コンストラクタ・デストラクタによるデバイス初期化・後処理
ハ.仮想関数と継承による既存ドライバの仕様拡張
二.割込みハンドラ実装
ホ.デバイスドライバプログラム(LED、LCD、SW)
ヘ.純粋仮想関数とオーバライド
ト.ポリモフィズムを実践したプログラミング手法
5.組込みアプリケーション開発実習
(1)時計表示機能を搭載した端末の製作
イ.システム設計
ロ.各種デバイス仕様に基づくプログラミング
ハ.動作・検証
6.確認・評価
(1)コース全体についての確認