回路設計・製作でノイズ対策の効率化・最適化を行い、論理的側面(伝送線路理論や電磁界理論等)による検証・評価に関する知識・技術を習得します。
1.ノイズ対策と電磁気学との関係
(1)信号や電源による電荷の移動
(2)ガウスやクーロンの法則
(3)アンペールの法則
(4)電界と磁界からのエネルギーとその最小化
2.電磁波のエネルギーを最小にするための技術
(1)インダクタンスとキャパシタンスとノイズの関係
(2)空間に流れる変位電流とは
(3)変位電流とノイズとの関係
(4)インダクタンスとノイズとの関係
(5)機能回路(ノーマルモード)からコモンモードノイズが発生するメカニズム(ファラデーの法則)
3.信号伝搬回路とインピーダンスマッチング、イミュニティーと電磁気学
(1)信号伝送回路から特性インピーダンス、反射係数
(2)さまざまな伝送路と特性インピーダンス
(3)インピーダンスマッチング
(4)電磁気学に基づくイミュニティーの技術
4.実習・実験
(1)電界の大きさ(点電荷、線電荷、面電荷)
(2)磁界の大きさ(ループと起電力)
(3)ループの大きさとコモンモードノイズ