金型製作や射出成形加工などのプラスチック射出成形品の特徴を考慮に入れた、機械部品や機能部品の設計に必要な技能・技術を習得します。
1.部品設計に必要な関連知識
(1)プラスチック成形材料
イ.プラスチックの種類と性質
ロ.プラスチックの選定
(2)射出成形加工と成形不良
イ.成形サイクル
ロ.成形不良の種類と成形品形状との関係
2.部品の設計
(1)金型製作を考慮に入れた成形品の設計
イ.金型構造の理解、入れ子構造、ナイフエッジ
(2)成形できるように考えた成形品の設計
イ.抜き勾配、肉厚、シャープコーナー
(3)強度上のトラブルの起こらない成形品の設計
イ.変形及び強度、コーナーR、組立隙間
(4)寸法精度を向上させる成形品の設計
イ.射出成形品の寸法区分、寸法公差の記入、成形収縮率
(5)成形品設計の手順
イ.成形品の企画、意匠、成形品の設計、使用条件と目的、必要特性のリストアップ、材料の選定、二次加工、パーティングライン、
アンダーカットの処理、ノックアウトの方法と位置、ゲートの位置と種類、金型構造、抜き勾配、肉厚、コーナーR、リブ、
ボス、その他
3.射出成形実習
(1)射出成形金型の分解
(2)射出成形金型の組立/調整作業
(3)射出成形機への取付/取外し
(4)射出成形実習(ショートショット法)
4.まとめ