機械部品が出来るまでには様々な工程があり、不具合は一工程のみが起因で起きるという事は少ないと前職で感じていたため、機械部品製造における幅広い工程を学ぶ機会がないものかと考えていた時に知人からポリテクセンターの存在を教えてもらいました。

機械部品製造にはどの工程の人も、お互いの出来る事、出来ない事。都合、不都合を知らなければ良いものづくりにはつながらないと思っています。設計にも目の行き届かない部分はあるのと思いますが、一番広く見渡せる工程の一つだと感じていたため受講いたしました。

様々な要因で離職されて来られている人がいましたが、全員就職に対する意識は高いと感じました。困っている人がいればわかる人が率先して助けに行っていましたし、今までの会社勤務で感じる事の出来なかったくらいの強い連帯感を感じました。また、実務では感覚的に行われているような事でも訓練ではマニュアル化されているため、初心者にも分かり易い指導内容となっており、安心して取り組めるカリキュラムであったと思います。

どの職種にも専門用語があると思いますが、最初は何の事なのかさっぱりわからない事が多いと思います。機械設計で必要になってくる一般的な言葉を学ぶ事が企業実習を含め訓練期間中に身についてくるので理解が進むと思います。しかし、転職経験のある人ならご存知だと思いますが会社に入って覚えなければならない事はその会社のやり方や手順が大半であり、そのノウハウを身につける事が重要になってきますので、訓練期間中の事はあくまで基礎的な事と捉えておくのは重要な事であると思います。

これからもより多くの工程の事情や都合を理解する事に努め、どうしたらより良いものを作る事が出来るのかを考えて仕事をしていきたいと思っています。そして、出来るならば日本の知的財産を創出していけたらと思っています。

様々な理由で離職される人がいらっしゃると思いますが、受講をきっかけにやりたい事が何なのか？やってみたら楽しい分野だったなど考える機会もきっと増えると思います。とにかくやってみよう！という気持ちでも良いと思います。受講はきっと大きなきっかけになってくれるはずです。

過去にも訓練修了生を採用致しました。

その修了生は直ぐ設計業務に入り、即戦力として働いている実績があります。

ポリテクセンターで基本的なＣＡＤの使い方を習得している為、直ぐに業務が遂行できるメリットがあると思われます。

高木氏は向上心と対応能力が高い為、弊社のお客様を担当させ、３Ｄ設計・生産管理業務を任せております。今ではお客様にとって重要な人材としてご報告頂いております。

今後は設計の技術力を上げてもらい、お客様に高木氏に設計を任せておけば大丈夫と言っていただけるまでに成長してもらいたいと考えております。

機械設計業務は特殊で技術習得には大変な時間・経験・能力が必要です。お客様とのコミュニケーション力も不可欠です。 　　　　　　　　　　
ＣＡＤの使い方が分かっていても業務となると基本的な事が分からない方が多い様に思います。より実践に近い業務の流れと作業を目的とした育成を期待しております。