(2025年12月24日)
2025年1月に開業40周年を迎えた北九州モノレールは、九州の玄関口で老若男女を問わず多くの人々が集まる小倉駅から九州職業能力開発大学校の最寄りとなる企救丘駅までの全13駅(8.8km)を片道20分少々で結ぶ北九州市の重要な交通機関です。
そのモノレールの平和通駅にイルミネーションの展示を行っています。10月28日から11月27日まで駅北口、11月28日から2026年2月11日まで場所を駅南口改札前に移して展示しています。このイルミネーションは、九州職業能力開発大学校電子情報技術科2年生が総合課題実習として取り組んだもので、イルミネーション全体の装飾はもちろん、光の点滅や光に合わせて音を奏でるための電子回路やパターンプログラム等を制作しました。
是非、九州職業能力開発大学校でラッピングされたモノレールに乗って平和通駅をご利用ください。その時は、南口のイルミネーションをご覧ください。

ラッピング車両

イルミネーション
(2025年12月12日)
12月12日(金)、生産機械システム技術科1年生による標準課題実習の中間発表(報告)会が実施されました。標準課題実習では、4~5名で構成されたグループごとに、生産現場を意識した課題製作に取り組みます。この実習を通じて、ものづくりに必要な「テクニカルスキル」だけでなく、グループ内での役割分担やミーティング、製作スケジュールの立案、発表会などを通じて「ヒューマンスキル」も養います。
今年度は、「全方向歩行型移動機構の設計・製作」に5グループが挑戦しています。製作するロボットは、リンク機構を用いた3本の移動脚と固定脚を交互にXY方向へスライドさせることで、縦・横・斜めの全方向に歩行できる構造です。この装置の製作には、CAD設計、部品加工、PLC制御に関する高度なスキルが求められます。
中間発表(報告)会では、各グループが10分間の発表と4分間の質疑応答を行いました。事前準備や発表練習の成果もあり、プレゼンテーション資料や発表内容は非常にわかりやすく、聞き応えのあるものとなっていました。
今後は、3月に予定されている全方向移動型ロボットの動作審査(競技)会に向けて、製作をさらに進めていきます。競技会の様子については、後日このブログでご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。




中間発表(報告)会の様子
(2025年12月11日,12日)
12月11日(木),12日(金)の2日間、北九州市が主催する北九州地域で学び育った中高生が、早い段階から仕事や進学について考え、地元の魅力を知るイベント「ゆめみらいワーク2025」が北九州メッセにて開催され、当校もこのイベントへ出展しました。会場では、機械系・電気系・建築系の分野について、制作した実物や資料を用いながら分かりやすい説明を行い、ものづくりの魅力や各分野の役割、仕事のやりがいを来場者に伝えました。
この中でも電気系で制作したテーブルホッケーは多くの来場者の注目を集め、特に中学生や高校生が実際に操作しながら仕組みを学び、楽しそうに参加する姿が印象的でした。体験を通じて、電気制御や回路の工夫に興味を持つ参加者も多く、活発な質問や交流が生まれました。
また、一緒に参加した当校の先生が、それぞれの科の特徴や専門性についても十分に紹介することができ、来場者に対して当校の強みや雰囲気を具体的に伝える良い機会となりました。将来の進路や職業選択を考える若い世代にとって、学びと発見のある有意義な2日間となりました。
参加、ありがとうございました。

(2025年12月11日)
12月11日(木)、生産電子情報システム技術科3年生による「標準課題Ⅰ(組込みシステム構築課題実習)」の最終発表会が開催されました。
Ⅲ期(10月14日~12月19日)の約2か月間、学生たちは3~4名のプロジェクトチームに分かれ、以下のテーマに取り組んできました。
・遠隔監視技術を応用した「教室・学生管理システムの開発」
・AI技術を活用した「生産状況モニタリングシステムの開発」
「生産状況モニタリングシステム」は、加工機(マシニングセンタ)の稼働時間と作業者の作業時間をセンサーとAIカメラで計測し、生産状況を可視化するシステムです。
発表会には客員教授、校長、副校長、当科の先生方に加え、昨年AI課題に取り組んだ4年生も参加しました。さらに、「生産状況モニタリングシステム」の発表においては、課題テーマをご提供いただいた企業の社長様・生産部長様方にWeb会議にてご参加いただき、生産部からは2名の方に直接ご来場いただきました。
発表は、教室管理テーマでは「発表8分+デモ5分」、生産モニタリングテーマでは「デモ動画を用いて20分」という構成で行われました。各チームとも、この2か月間懸命に取り組んできた成果を大いにアピールする場となり、メンバー一人ひとりが開発したシステムの動作や特徴を精一杯伝えることができたのではないでしょうか。
12月22日からは「標準課題Ⅱ」として、また新たな開発に取り組むことになります。ぜひ今回の経験を次のステップでも活かしてもらいたいと思います。

学生証で入室を記録するシステム

睡眠・私語・スマホ操作を検知するシステム

生産状況モニタリングシステムの全体構成

設備稼働監視システム

AIカメラ作業時間計測システム

統合データ可視化ダッシュボード
(2025年12月9日)
11月にお伝えした標準課題ⅠのDR(デザインレビュー)から約1カ月が経ち、最後のまとめであるデモンストレーション&発表会の様子をお届けします。この授業は生産電気システム技術科3年生の後期10月から約3か月掛けて取り組む課題です。10単位(180時間)掛けて、1グループ5名の学生で設計、製作していきます。パワーコンディショナとは、太陽電池で発電した電気(直流)をコンセントの電気(交流)に接続するための装置で、これにより電気を売ること(売電:バイデン)ができます。ちなみに電気を買うことも買電(バイデン)と呼びます。そのため売る方はウリデン、買う方はカイデンと呼んだりします。パワーコンディショナを作るに当たり、技術要素としては、アナログ・デジタル電子回路技術、パワーエレクトロニクス技術、マイコン制御技術、実装技術等、多くの知識を必要とします。ここでは、最後のまとめであるデモンストレーション&発表の様子をお届けします。学生達はグループで力を合わせ製作に取り組みました。180時間の授業時間ですが、発表会直前には、調整が上手くいかず放課後残って夜遅くまで取り組んでいました。発表会の前日には泊まった学生もいるそうです。指導する立場の私たち教員は、この課題を通して技能・技術は勿論のこと、コミュニケーション力や責任感、リーダーシップ力などを身に付けて欲しいと考えています。

全員でお出迎え

デモンストレーションでの全体説明

完成した装置(セパレートタイプ)
少し配線が雑です。急いで仕上げた感じです。

完成した装置(BOXタイプ)
しっかりと作りこんでいます◎

後輩たちへ装置を説明
来年は君らが作る番だ!

先生へ装置の説明
色々と突っ込まれています

会場の様子

予稿集

発表会の様子
少し緊張気味のようです

質問の様子
みんなで対応しています
無事に終了しました。今日はゆっくり休んでください。
(2025年12月9日)
九州ポリテクカレッジでは、特例認定NPO法人 Scuola dei Bambini(スコーラ・デイ・バンビーニ)との共同研究の一環として、「モンテッソーリ教育を形にする空間デザイン」をテーマにした実践プロジェクトに取り組んでいます。

2025年度 プロジェクトの概要
【靴箱づくりのワークショップを開催!!】
2025年12月9日、本校にてワークショップを実施し、こどもたち9名と本校の建築科1・2年生が協働でエントランスに設置予定の靴箱を制作しました。段取りやスケジュールは学生が主体となって計画し、ポリテクカレッジ島根の学生による木材加工品をもとに、組立から初回の塗装までを行いました。

ワークショップの様子

インパクトでの組立て

塗装

校内見学
今回の制作には、建築科2年生3名に加えて、プレゼミとして参加している1年生4名も加わり、実際の空間づくりに関わる体験となりました。子どもたちの真剣なまなざしと学生たちの丁寧なサポートが印象的な一日でした。

集合写真
【今後の予定】
今後は、靴箱の2回目の塗装と上部へのウォールアート制作を経て、2026年1月に現地施設への設置施工を予定しています。
本プロジェクトでは、単なる設計図や模型にとどまらず、「誰かのための空間を自ら考え、形にする」ことを目標に、学生が地域とともに学ぶ実践教育を展開しています。
<連携体制>
提携:特例認定NPO法人 Scuola dei Bambini
協力:大英産業株式会社、ポリテクカレッジ島根
共同研究:九州ポリテクカレッジ 建築科
(2025年12月7日)
12月5日(金)から7日(日)の3日間、北九州市若松区ひびきの学研都市内enPiT農業IoT実習ハウスおよび九州工業大学若松キャンパスにて、第12回トマトロボット競技会(シニア部門)が開催されました。
本競技会はロボットによるトマト収穫の速さを競う競技会であり、開発された技術が農作業に導入され、自然と共生するアグリロボットが発展し普及することを目指した大会です。今年度は、走行スタイルの異なるレール部門6チーム、フリー部門8チームによる競技が行われました。本校では、今年の4月から半年以上もの期間をかけてトマト収穫ロボットの開発をし、生産システム系(機械・電気・電子情報科2年生)14名の学生がシニア部門(フリースタイル・自律動作型ロボット)に参加しました。今年度は新たにトマトの収穫に関する条件が提示された画像処理をプログラムするテクニカルチャレンジの競技にも新たに挑戦しました。予選会を突破して決勝へと進みましたが、私たちのロボットは残念ながらトマト収穫を行うことができず悔しい思いをしましたが、本競技会への参加を通して、参加チーム間の技術交流ができ、「新たな課題の発見」「現場での対応力・問題解決能力の重要性」「開発を進めることの楽しさ・難しさ」を実感でき、今後の成長につながる良い経験となりました。

投稿参加チームメンバーとロボット

大会の様子(予選)

プレゼンテーション(ロボットPR)

大会の様子(決勝)
(2025年12月4日)
12月4日(木)、応用課程 生産システム系(機械・電気・電子情報)の2年生による、今年4月から取り組んできた開発課題の課題動作審査会が開催されました。この審査会では、各テーマが設定した開発目標に基づき、システムの動作状況を確認します。
10月7日(火)に実施されたデザインレビューから約2か月が経過しました。デザインレビューでは、構想の説明や製作中の各要素技術のデモンストレーションが行われましたが、今回はシステム全体の一連の動作に焦点を当てた審査となりました。
審査会では、以下のような多彩な開発成果が実演されました。
・圃場作業用農業ロボットの開発
・ケーシング自動溶接ロボットの開発
・自動ねじ締めシステムの開発
・農業用支援システムの開発
・海中ロボットの開発
・水上ドローン「ARIVIA α-mini」の開発
・生産ロボットシステム活用教材の開発
中には、目標とする動作にまだ到達していないロボットや、当日の調子が思わしくなかったものもありましたが、一方で、システム全体の動作をしっかりと実現できているチームも見られました。
今後は、約1か月半後の1月に開催される課題評価会に向けて、さらに完成度を高めていきます。この評価会では、完成した装置の総合的な評価が行われます。より精度の高い動作や完成度の向上が期待されます。
また、2026年2月20日(金)・21日(土)に開催される「ポリテックビジョン2026 in 北九州」では、すべての開発課題テーマの展示と、代表テーマの発表が行われます。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
※『ARIVIA』は、株式会社スペースワンの登録商標です。

圃場作業用農業ロボットの開発

ケーシング自動溶接ロボットの開発

自動ねじ締めシステムの開発

農業用支援システムの開発

海中ロボットの開発

水上ドローン「ARIVIA α-mini」の開発

生産ロボットシステム活用教材の開発