校長あいさつ

校長  冨田 栄二(岡山大学名誉教授、工学博士)

ものづくりの楽しさを味わうことのできる実践技術者になろう!

皆さんの身の周りには、いろいろなモノがあふれています。
よく見ると、実にうまくできているなと思うようなモノに出会うことがあります。自動車、飛行機、ロボットなど、分解していくと、単なる部品になりますが、それらが有機的に組み合わされると見事な動きをするモノに変身します。

どのようにして作られているのでしょうか?皆さんもそのようなモノを、あるいはもっとすごいモノを作ってみたいとは思いませんか?

本校は、厚生労働省により全国に設置された10校の工科系大学校のひとつです。
ここでは、実際に一つひとつの機能を確認しながら、どのようにして製作し、どのようにして組み合わせていけば、一つの製品になるのか、その過程をじっくりと学びます。

そのために、実験や実習の時間が通常の大学よりも多くなっています。実習用の設備は常に産業界の最先端で使われている最新のものが取り入れられており、通常の大学よりも充実しています。しかも少人数制による教育体制となっており、きめ細かな指導が可能で、まさに高度な技能と確実な技術力を身に付けることができます。講義もありますが、難しい数式を操るようなことはなく、装置を動かすための基本になることを、実験や実習を通じて学んでいくので、決して難しくはありません。納得しながらものづくりのためのスキルが習得できるようにカリキュラムが工夫されています。

よって、卒業予定者への求人倍率は非常に高く、このような実践的な訓練を受けた学生の就職率は、毎年ほぼ100%です。これらのスキルを身に着け、日本における産業の発展に貢献することができます。

さあ、本校で、新しいモノを作ってみようとするチャレンジ精神を一緒に養い、自分の夢に向かって羽ばたき、ものづくりを楽しむことのできる実践技術者になれるように我々と一緒に頑張りましょう!