修了生インタビュー
コーセル株式会社
小泉 早希 さん
専門課程 電気エネルギー制御科 平成30年度修了
応用課程 生産電気システム技術科 令和2年度修了

北陸能開大で身につけた内容が生産現場で活躍
高校は普通科でしたが、電気は身近にあるものなので、電気に関する知識・技術を身につけると将来役に立つのではないかと思い、北陸能開大の電気エネルギー制御科に入校し、さらに生産電気システム技術科に進学しました。
北陸能開大では、PLC(Programmable Logic Controller)を用いた制御盤の配線とシーケンス回路のプログラム作成が印象に残っています。配線やPLCの知識が現在の生産ラインのトラブル対応や改善につながりました。また、生産ラインの立ち上げにおいても治具等の配線作業に役立っています。
ソーラーカーの駆動モータの設計・製作を担当
開発課題実習では、ソーラーカーの開発チームに所属し、駆動モータの設計・製作を担当しました。効率よくモータを駆動するために最適なモータコイルの設計・製作と、永久磁石との距離を可変させる機構を製作し、モータの回転数を可変させるシステムを作成することができました。
将来、信頼される現場のリーダーになりたいと思っています
現在の業務はとても幅が広く常にスキルアップが必要と感じています。将来は、現在の生産ラインの立ち上げ・構築に携わって経験を積んで、信頼されるリーダーになりたいと思っています。
就職先での活躍
小泉さんの業務
新製品の生産ラインの立ち上げ・構築に携わっています。製品の組み立てに必要な治具の設計・製作と製品の生産に必要な設備の選定をしています。
上司からの声
治工具の製作や、課題解決に向けての評価実験などを自主的に進めることができる点は、北陸能開大における課題実習の成果だと思います。生産技術の業務はとても幅が広いので、現状に満足せず自らのスキルアップに今後も務めていくことを期待しています。
コーセル株式会社(富山県富山市)
産業用機器や民生用機器などのエレクトロニクス製品は、半導体デバイスをはじめとする電子部品が多く使用されています。IC、FET、トランジスタ、ダイオードなどの半導体デバイスは、安定した直流電力が供給されて初めて作動します。各工場や家庭に送られてくる交流電力を(AC)を、安定した直流電力(DC)に変換することが不可欠になります。これを実現するのがコーセル株式会社の「直流安定化電源装置」です。
なかでも半導体の高速スイッチング作用を利用した「スイッチング電源」はコーセルの主力製品です。スイッチング電源は、小型・軽量・高効率であることから情報通信機器や医療用機器、FA機器をはじめとするほとんどの電子機器に使用されています。また、2005年からは電子機器を様々なノイズから保護するノイズフィルタにも取り組み、製品化しています。