校長挨拶

 関東職業能力開発大学校は、関東平野のほぼ中央で交通の要衝である栃木県小山市に位置しています。当大学校では実学融合の下、社会の変化に対応できる「ものづくり力、人づくり力」を有する実践技術者の育成を行っております。

 栃木県の人口は約193万人、小山市のそれは約17万人です。小山市は宇都宮市に次ぐ県下第2の街で、栃木県が持つ背景と同様、製造業の地域として発展してきました。

 当大学校は、1968年4月に開設された小山職業訓練所に端を発し、1983年4月にニ年制大学校として小山職業訓練短期大学校に改組されました。さらに、2001年4月には四年制大学校として関東職業能力開発大学校に改編されております。

 現在までに輩出した修了生数は、小山職業訓練短期大学校からの修了生を含め4000名を超え、多くの修了生が全国の産業界で幅広く活躍しております。

 現在は、急速な発展を続ける高度情報社会を背景に第4次産業革命の時代と言われています。第1次産業革命は「蒸気機関」、第2次は「電気技術」、第3次は「電子情報技術」であり、これらの技術は生産現場を大きく変えてきました。第4次産業革命では、情報技術IT(information technology)やビックデータの活用に加えて人工知能AI(artificial intelligence)を活用することで社会構造や産業構造に大きな変化をもたらすことが予想されます。さらに近未来では、モノのインターネットIoT(internet of things)やAIを用いた社会構造が広く深く我々の生活に関与してくるものと思われます。

 本大学校では、急激な世の中の変革に十分対応できる「生産現場を支える人材」を育成しております。そのためカリキュラム内容、設備、教授陣などの教育訓練システムを充実させております。学生数に対する教授陣の比率が高いことは大きな当大学校の特徴です。

 当大学校で教育訓練を受けた修了生は、将来にわたって産業界の発展に大きく寄与する人材になることを確信しております。

 しっかりとした知識・技術・技能を身に着け、ものづくり産業の先導者となって頂きたいと思っております。世界に比し、日本の学生は「勉強しない」と言われています。4年間約1400日、真剣に勉強して下さい。皆さんのチャレンジを待っています。

藤井 信之 校長

経歴

  • 1982年 3月 職業訓練大学校卒業
  • 1982年 4月 茨城総合高等職業訓練校 指導員(溶接)
  • 1986年 4月 職業訓練大学校 助手
  • 1993年 4月 職業能力開発大学校講師
  • 1998年10月 博士(工学)東京工業大学
  • 2001年 4月 職業能力開発総合大学校助教授
  • 2007年 4月 職業能力開発総合大学校 教授
  • 2018年 4月 職業能力開発総合大学校 評議員
  • 2020年 4月より現職

専門:溶接

  • 2006年~2017年技能五輪全国大会「電気溶接」競技委員(主査)
  • 2018、2019年技能五輪全国大会技術委員長