ENTERPRISE

企業の人材育成支援

2015年1月28日 企業人セミナー開催報告

優秀な生徒が地域外に出て行ってしまうという状況に対し、地元で活躍する人材をいかに地元で育てていくかという大きな課題があるなかで、「地元企業への人材確保につなげる取り組み」と題して、企業と高校の接続による求人の確保について、未来産業創造おおさき理事長 石ケ森 信幸 氏、古川工業高校長 熊谷 久仁男 氏、進路指導部長 三浦 清 氏にご講演をいただきました。

講演いただきました内容は、高校生の就職を支えてきた高校と企業の間の継続的で信頼に基づく関係が薄れている現状で、高校における地元企業の情報をどう補完し、人材を確保していくかという課題に対して、

  • 大崎市の未来産業創造おおさきでは、大崎地域・産業の未来を担う中学・高校生に対して、大崎産業フェアを通じて企業と生徒がリラックスして交流できる環境を提供し、生徒に分かりやすく企業や仕事の魅力をPRする取組みを行っています。
  • 古川工業高校の就職指導では、より実践的な企業参加型ガイダンスの講座を企画し、企業で働く方々の生の声を保護者と学生が一緒に聞き、進路選択に活かす取組みが紹介されました。

こうした取組みは、多くの参加者から驚きと賛同の意見が多数寄せられました。

講演風景

アンケート調査結果

ここにアンケート調査でいただいたご意見のすべてをご紹介させていただきます。

今回の講演で、あなたは何を学びましたか
  • 地元の企業とのコミュニケーションを図る機会を生徒の皆様は当然として、学校関係者の方々も定期的に意見交換をする場を共有し合う事が大切である。(男・60代~)
  • 学校側もやはり、苦労して進路指導している事。可能な限り協力していきたい。(男・50代)
  • おおさき産業フェアの取組み。古川工業高校のガイダンス(男・50代)
  • 連携力(男・20代)
  • 高校での取り組みが大変参考になりました。(男・50代)
  • 「若い世代に受け継ぐ」(男・40代)
  • 高校と企業のつながりの重要性について学びました。(男・30代)
  • 地元企業と学校(高校)との関係の大切さ、キャリア教育。(男・30代)
  • 高校生の実態。(男・50代)
  • 業者ガイダンスから自前・参加型にすると効果が上がり地元企業と高校の連携ができることがよくわかった。(男・60代~)
  • 未来産業創造おおさき(MSO)の位置付けを明確にした体制創り。(男・60代~)
  • 地元で学び育った若者が1人でも多く地域に根をおろして活躍できるよう企業の責任として考えなければと思った。(男・60代~)
  • 人材確保について。学生との接点を多く持つ事。(男・40代)
  • 地元企業に就職する進路指導。先生と企業との接点が大切だと思いました。(男・60代~)
  • 生徒、保護者が参加した実践的なガイダンスについてとても興味がありました。(男・50代)
  • 「加入しました。なにをしてくれますか」というスタンスではなく、自ら仕組みづくりに加わり、自ら活用して発展する。考えを変えること。企業に無料で行っていただくなど無理なことと思っても行ってみること。(男・30代)
  • 地元で人材を確保するためのヒント。(男・40代)
  • 企業と学校、生徒の相互理解。(男・60代~)
  • 工業高校のガイダンスの内容を知ることができ有意義だった。(男・50代)
講演内容を、今後の人材確保および指導にどのように取り入れますか
  • 学校側に対して地元企業側としてどのように企業紹介をわかり易くする事が大切なので、工夫をして資料を提供していくことがポイントかと思います。(男・60代~)
  • 企業側からももっと要望を言うべき。(男・50代)
  • 実践的なガイダンスについて取り入れを考えます。(男・20代)
  • 地元への就職について広めて欲しい。(男・50代)
  • 古川工業高校の事例が参考になりました。(男・40代)
  • 生徒一人ひとりの職業の適性につなげていきたいと思います。(男・30代)
  • 体験型のガイダンスは今の生徒たちには有効だと感じた。(男・30代)
  • 地元と県外にどうわけるかが難しい。生徒の第一希望優先なので。(男・60代~)
  • 学校との連携を密にし、互いの思いが伝わるようにしたい。(男・60代~)
  • ガイダンス等には積極的に参加したい。(男・40代)
  • 古川工業高校では一年生時から進路ガイダンスを取り入れ生徒自身も必要な企業の選定が出来るだろうと思いました。(男・60代~)
  • 保護者を参加させたガイダンスを考えて行きたい。(男・50代)
  • 生徒へ話すべく時間確保。意識の低い人への活性化。(男・30代)
  • 生徒各々の能力とこれに合った(持ち得たスキル)。人材の確保。(男・60代~)
  • 企業と学校をどう結び付けるか考えていきたい。(男・50代)
ご感想やご意見をご自由にお書きください
  • 未来産業創造おおさき(MSO)の様な組織との定期的意見交換の場を設定する事が必要かと思います。地元企業は零細企業が多いので、商工会議所やMSO等の窓口との打ち合わせをもっと積極的に取り組んで下さい!!(男・60代~)
  • 良い活動はどんどん横展開し、レベルUPして欲しい。(男・50代)
  • 企業人セミナーを継続してほしい。(男・60代~)
  • 参考になりました。ありがとうございました。(男・50代)
  • また来年以降も参加したいです。(男・40代)
  • 未来産業創造おおさき(MSO)の意図するところ、古川工業高校さんの取組みの中に大いに参考になるものがあった。(男・30代)
  • 大変参考になりました。(男・40代)
  • 若い学生に魅力を持って貰えるような企業側の努力が必要。20?30年と永続性のある経営努力。(男・60代~)
  • とても参考になりました。(男・50代)
  • 今後の求人活動に参考にしたい。(男・60代~)
こんなセミナーがあったら参加したいと思うなど、ご意見をお聞かせ下さい
  • 今回の様に地元で活動している組織や団体との連携で新しい切り口のセミナーをお願いしたい。(生徒たちと経営者同士での意見交換、企業訪問など。)古川工業高校の取組みに関してはとてもすばらしい企画なので多くの学校への浸透が望まれます。 (男・60代~)
  • 人材を育てる内容。企業が若手を伸ばす・育てる「やりがいは見つけるではなく育てる事」(男・40代)
  • 参加したい。(男・60代~)
  • すでに公言となっています「第5次産業」の活動についてどのようにとらえ、どのようにイメージができるのか。地元産業の兼ね合いからの話題提供。(男・60代~)
  • ものすごく勉強になり私たちも実行したいと思いました。聞いて良いと思った事は実行する事です。(男・60代~)
  • 進路意欲を向上させるためのセミナー。(男・30代)

お問い合わせ先

東北職業能力開発大学校  
援助計画課
TEL: 0228-22-6615
FAX: 0228-22-2432
Email: tohoku-college03@jeed.go.jp