『必要な教育には積極的に参加させる』というスタンスで、社員教育を考えています。年間を通しての計画はもちろん立てますが、年度途中であっても社員から 「ぜひ受講したい」と希望があったものについては、できるだけ認めています。
在職者訓練(能力開発セミナー)受講者所属企業の声
ご担当者からお話を伺いました。
「生産プロセス改善のための統計解析」を受講いただいた受講者所属企業の声
・大量で複雑なデータの解析がこれまでよりも短期間で結果が得られるようになった。
「トランジスタ回路の設計と評価の実践技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・電気設計を行うにあたって必要不可欠なスキルであり、技術者として使い方や部品選定にも役立ててもらうため。
「オペアンプ回路の設計・評価技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・当社による人からの指導ではなく、専門知識の豊富な方から学ぶことによっての向上。
「PLCによる自動化制御技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・PLCを使用する製品の運用がでたため、基本を学び直すことができた。
「2次元CADによる機械製図技術(AutoCAD)」を受講いただいた受講者所属企業の声
・CAD製図業務に携われる様になり、作業の平準化を進められた。
・自社で設計できることによってオリジナル商品が作れ、事業の拡大ができるため。
「精密測定技術(長さ測定編)」を受講いただいた受講者所属企業の声
・現場では学べないことを吸収できた。
・自らが行うことができ、他の者へ指導できる。自らが技術を向上させて、解決が行える。
「基盤制作に係る鉛フリーはんだ付け技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・鉛フリーはんだの特性や扱いを理解できた。鉛フリーはんだへの移行のきっかけとなった。
「鋼鉄材料の熱処理技術(材料の選定と熱処理)」を受講いただいた受講者所属企業の声
・知識を深め、今後改善等を行える。設計業務にあたり、検討や作図等に対応ができる。
・熱処理技術を学び現場の多能工につながった。
「半自動アーク溶接技能クリニック」を受講いただいた受講者所属企業の声
・溶接についての一般的な知識を得ることができたので、顧客の要求を正しく反映できるようになった。
「制御盤製作技術(配線設計編)」を受講いただいた受講者所属企業の声
・スキル保有者の定年退職に備えて、同スキルの基礎知識の習得。
「旋盤加工技術(外内径&テーパ加工編)」を受講いただいた受講者所属企業の声
・自分で治具が作れるので、開発の幅が広がる。
「NC旋盤プログラミング技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・プログラム理解と動作との関連性の理解が深まり、効率が向上しと不良在庫が減少した。
「設計・施工管理に活かす溶接技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・設計者が溶接を体験することは社内では行えず、実態を想像するしかなかったが、受講したことでその難しさや用語の意味を学び、図面に反映していけるようになる。
「精密平面研削加工技術」を受講いただいた受講者所属企業の声
・これまで1人しか研削機を扱うことができず、その作業者も専門知識をもっているわけではなかった為、本講座を受講し、作業者の増加と専門知識の獲得ができた。
「旋盤加工技術(外内径&テーパ加工編)」を受講いただいた受講者所属企業の声
・弊社製品の産業機械の出荷前調整で、部品の修正が必要になったときフライス盤や旋盤を自ら操作させたいと思い受講させています。また、安全面も含めた正しい操作方法を受講を通じて学ばせ、その後、弊社にある工作機械独自の操作方法を教えています。
・知識を習得してもらい、業務を自ら遂行できるようになるため。
「治具設計の勘どころ」を受講いただいた受講者所属企業の声
・理論を理解し、設計、製作した治具により、生産性の高い加工ができる。
日本電気化学株式会社
教育は必要に応じ積極的に
まずは年間計画を立てて
年間の研修計画毎年2月下旬から3月上旬にいろいろな研修実施機関の情報を総務部でまとめて、それを各事業部門へおろしています。 その1~2週間後に、研修希望を総務部で集約し、年間の計画としてまとめています。
設計など技術面のスキルアップは京都センターで
ポリテクセンター京都の能力開発セミナーには、かなり以前からお世話になっています。総務課で社員教育を担当しはじめた平成元年から通算しても、すでに20年以上のお付き合いになります。 能力開発セミナーは、ほとんどが10名までの少人数で実技の実習も多く、きっちり教えていただけるところなどに信頼をおいています。 主に設計部門と製造部門の班長、リーダークラスの社員を受講させて、社員教育に活用しています。
「実技実習が多いこと」「きめの細かい指導が受けられる」「製造現場での業務に活かせる内容のコースが豊富である」など、他の訓練機関では代替がきかないことがたくさんありますので、当社では「技術面のスキルアップはポリテクセンター京都で」と考えています。 当社は山科にも工場があり、滋賀に住んでいる社員も多いのでポリテクセンター滋賀の能力開発セミナーも利用しています。
ぜひ多くのコースを実施してほしい
ポリテクセンター京都で行っている能力開発セミナーの内容は、他の研修機関ではやっていないので、より多くのコースを設定し、実施してほしいです。受講料の面でも利用しやすく、多くの社員に研修機会を設けることができます。今後もぜひ利用させていただきたいです。
会社概要
会 社 名:日本電気化学株式会社
所 在 地:〒606-8414 京都市左京区浄土寺真如町32番地
事業内容:電子・精密機械産業用の部品製造基板。製造、板金、電子機器組立を3つの柱として少量多品種の製品製造。
製品紹介
株式会社 淀製作所
中堅社員の技術力の維持・技能伝承に役立つセミナー参加
最近では、生産現場で技術の習得にじっくりと時間をとることが難しいため、昨年、入社3年目のフライス加工を担当している若手社員のスキルアップを図るためポリテクセンター京都のセミナーに参加させました。僅かな期間でしたが、技能に自信を持つと共に、職場に戻っても仕事に取り組む姿勢・意欲も高くなったようで、これからも社歴3~4年の中核的な社員の再教育に積極的に活用していく方策を検討しています。
また、溶接について、特に理論などを補強する目的で、セミナーの受講を行いました。社内だけの教育だと、我流になっている場合があり、セミナーを受講することにより、スキルアップが図れ効果があったと思います。今年については電気関係のセミナーの利用も予定しています。
こういった教育・訓練は、一社ではなかなか難しく、また民間の教育機関もありません。ポリテクセンター京都には、3年・5年或いは10年といった階層別で、それぞれのレベルに応じたセミナーを開いていただき、技術力の維持向上・品質改善・技能伝承等の手助けをしていただきたい。
会社概要
会 社 名:株式会社淀製作所
所 在 地:八幡工場 京都府八幡市奈良宮の東25-1
事業内容:包装機器の部品製造
株式会社北村鉄工所
修了生は人間関係の構築が早く、定着率も良い
当社は、以前からポリテクセンターとのつきあいがあります。ポリテクセンターからの修了生は、センターで身につけた知識や技術といったベースがしっかりしているので仕事の呑みこみも速いようです。又、実習を通して現場を経験しているからか、職場での人間関係の構築も早く、定着率も良く、基幹要員として大いに期待しています。ハローワークの紹介など、その他の機関からの採用もおこなっていましたが、最近では、ほとんどポリテクセンターからの採用となっています。
工場を拡充にあたって在職者訓練を利用
新しい工場に建て替えていくにあたっては、在職者訓練を利用しました。とくに新しい生産ラインをつくる上で必要となる技術について受講してもらいました。
より高度な技術習得には、社内教育よりもセンターの能力開発セミナーを活用するのが有効で、毎年「能力開発セミナーガイド」を片手にセミナー内容を確認しながら教育日程を決めています。
ものづくりについて
当社では、ものづくりを大切にし、ものづくりの好きな人が第一と考えています。
そのため、京都府溶接競技会などにも、毎年参加しています。このような、ものづくりに対して意識の高い人は、どんどんと入ってきて欲しいと思っています。「ものづくり」への好奇心と「技術習得」の意欲を持つ人材には、いつでも門戸を開いています。
会社概要
会 社 名:株式会社北村鉄工所
所 在 地:京都市南区久世中久世町4-33
事業内容:高度な機密溶接技術や精密金属加工技術を有し、各種産業用機器及び特殊な 機器・装置の受注生産をしている。
在職者のための訓練コースに関する情報
お問い合わせ先
訓練課 人材育成支援係
TEL
075-951-7398
FAX
075-951-7393
kyoto-poly03@jeed.go.jp