被覆アーク溶接作業の各種継手の溶接実習を通して、溶融池制御のやり方や電流、アーク長、溶接速度、開先条件などの各種溶接条件についての理解を深めるとともに、課題実習や曲げ試験を通して溶接技能の高度化をすすめ、高い品質の溶接施工を行うための実践的技能や作業要領を習得します。

①コース概要及び留意事項
　　・訓練の目的　・専門的能力の現状確認
　　・問題点の整理　・安全上の留意事項

②被覆アーク溶接に係る知識
　○被覆アーク溶接法と機器
　　・原理と特徴　・溶接電源　・電撃防止装置等
　○被覆アーク溶接棒
　　・溶接棒の種類と特徴　・溶接棒の管理について
　○溶接施工実務
　　・溶接施工前の段取り作業　・溶接施工
　　・溶接欠陥とその対策

③溶接施工実習（要求に応じた溶接施工）
　　・被覆アーク溶接機の取り扱い方
　　・ビード置き、すみ肉溶接等の各種溶接施工
　　・突合せ継手（N-2F等）の溶接施工
　　・曲げ試験

④品質の問題把握と解決手法
　　・製品の評価方法　・技量の診断　・問題点の把握、解決手法
　　・溶接作業者に対する技術的指導・育成方法

⑤まとめ