実践技能者基礎実習
入校後最初の実習授業では、創成型教育として自主性・ものづくり人材に必要な要素について学びます。修了後のものづくりを担う実践技能者としてのイメージを膨らませ大学校での目標意識を高めます。
本校では、入校時に専門課程1年生全員を対象に『実践技能者基礎実習』を実施しています。入校直後の約1か月で機械分野、電気分野、電子情報分野および居住分野の実習に挑戦します。様々な実習課題に挑戦して、ものづくりの面白さ、難しさを実感・体験し、今後の大学校での自主性・習得意欲・問題意識を高めることを期待しています。
実習形態は、科を超えた学生で構成するグループ方式で行います。自由な発想で企画・設計・立案し、グループ内で独自に問題課題を発見、解決策を探求する創成能力を育成します。また、これらを通して、総合的にチームワーク能力、プレゼンテーション能力、人間力を育成することを目指しています。他科の学生交流を通じて、キャンパスライフが楽しくなるように考えています。
挑戦1 機械分野
自動車模型(マウストラップカー)の製作を通じて、機械図面の読み方や機械加工の中心的な技能を習得します。
挑戦2 電気分野
紙飛行機の製作を通して、製造業における生産管理の概要を習得します。
挑戦3 電子情報分野
ロボットを使用してライントレース制御プログラミングに挑戦します。
ICTとしてAI・IoT・ロボットについて習得します。走行競技大会を行います。
挑戦4 居住分野
ブリッジモデルの製作を通して、建築構造、図面の作図、模型の製作等居住分野の基礎技術を習得します。
挑戦5 ストロータワーの耐久度競技大会
入校生全員で集合して、グループごとに様々なアイディアでストロータワーを製作します。
耐久度の競技大会を行います。創成型教育の創始者である岡山大学の教授に指導していただきます。
挑戦6 発表会
最後の挑戦として、これまでの挑戦をまとめグループごとに発表をしていただきます。
プレゼンテーション能力も重要であることを確かめます。