生産技術科

プログラミングを学びたいと考えて大学校へ進学したので、プログラムで工作機械を制御する数値制御の授業が好きです。もともと機械の仕組みに興味があり、プログラムで工作機械の動作を細かくコントロールすることができ、さらに仕組みを深く知ることにつながって面白いと思いました。
就職活動当初、生産技術科の求人票を見て、自分に合いそうな職種をいくつか選びました。その中から、給与や休日、福利厚生などを比較して、優先順位の高い企業に絞り込みました。最終的に、先生に相談しながら受験する企業を決め、就職活動を進めました。
選考は、適性検査と2回の面接、そして論文がありました。中でも論文には特に苦戦しました。普段から小説などを読む習慣がなかったため、言葉の選び方や表現が分からず、考えたことを論理的な文章として書き出すのが非常に難しかったです。
もともと給与や休日を重視して企業を探していたのですが、実際に工場見学をし、工場内の清潔さや社員の方々の明るい表情を見て、職場の雰囲気の良さでこの企業に決めました。また、面接の質問に対して、はっきりと自分の意見を伝えられたことが評価につながったと思います。
学校生活は何かと忙しいと思いますが、就職活動を始めるタイミングはあっという間に来てしまうので、早めの準備が大切です。就職するか進学するか迷っていても、自分自身を深く知るための自己分析や、求人票を見て企業研究することから就職活動を始めることをお勧めします。進路実現に向けて頑張ってください。
電子情報技術科

ディジタル回路基礎実習です。自分が打ち込んだ通りに、プログラムが動作するので、試行錯誤しながらデバッグ作業をして、思った通りの動作をしたときに、達成感が得られるからです。
学務課の先生に行きたい会社や、興味のある職種を相談し、説明会に来てもらったり、工場見学に行ったりして、気になった企業を受けました。会社によってはSPI試験があったり、必要書類の作成をしました。
活動開始が遅かったので、行きたい企業の選考が締め切られていたこと。面接対策をどのようにすればいいか分からず、面接で答えられなかった質問があったこと。
今までに取得した資格を活かせる会社や、この学校で学んだことを活かせる会社を基準に選びました。内定をいただいた会社でも電気工事士などの資格を評価されたと思います。
就職活動は早めに行ったほうがいいこと。何かあれば学務課の就職担当の先生にすぐに聞きに行くこと。いろんな人に面接練習をしてもらうこと。企業研究をして、面接に行く会社のことを誰よりも理解しておくこと。
建築科

好きな授業は、実習全般です。特に、設計実習では、自分の考えを形にする楽しさを感じながら、設計力などを培うことができました。また、施工実習では、クラスメイトと協力して一つのものを作り上げる過程が大変でしたが、完成したときの達成感は格別でした。座学で学んだ知識を実践的に活かせる点が、非常に魅力的だと感じています。
大学1年生の終わりから企業探しを始め、2年生の春休みからエントリーシートの提出などの準備を進めました。1社ごとに丁寧に向き合いながら選考を受けたことで、自分に合った企業を見つけることができました。早い段階から自分のキャリアについて考え、計画的に就職活動を進めたことが、良い結果につながったと感じています。
就職活動で最も苦労したのは、学業との両立でした。特に、平日に開催される企業説明会や面接が多く、授業を休まざるを得ないことがありました。しかし、計画的にスケジュールを管理し、先生方に相談しながら、学業に支障が出ないように努めました。この経験を通じて、時間管理や優先順位付けのスキルが身についたと思います。
企業を選ぶ際には、自分のやりたいことや興味のある分野を最も重要視しました。入社後すぐに経験を積めるような部署を希望したことも、選考を受ける上で大切なポイントでした。また、これまでの経験から培ってきた協調性をアピールすることで、チームワークを重んじる姿勢を評価されたと感じています。
就職活動は、早めの準備が成功の鍵だと思います。特に、徹底した自己分析が最も重要です。自己分析をしっかり行うことで、企業選びの軸が定まり、エントリーシートの記述や面接での受け答えがスムーズになります。自分自身と向き合う時間を持つことで、自信を持って就職活動に臨めるはずです。
生産機械システム技術科

私は3D CADや機械加工(加工機全般)、PLC制御といった分野に特に関心を持っています。図面をもとに設計し、それを加工機で形にして、さらに制御によって動かすというものづくりの一連の流れを学べることに大きな魅力を感じています。
私の場合、学校の先生方が就職先の先輩にあたることが多かったため、様々なお話を直接伺いながら就職活動を進めていきました。いただいた助言を参考に、自分の理想とする職業能力開発職員としてのキャリアデザインを築いていくことができたと感じています。
自分の進路が少し特殊で、友人と同じ方向性ではなかったため、就職活動について相談できる相手が少なかったというのが苦労した点です。周囲と情報共有できない分、自分で調べ考え抜く場面が多く、孤独さを感じることもありましたが、同時にやりがいも感じていました。
私は、ものづくりの知識や技能を次世代に伝える職業能力開発職員に大きな魅力を感じ、進路先に選びました。また、私は技能検定の取得や競技大会への積極的な参加を通して、技能向上に自ら取り組む姿勢が評価されたと思っています。
学生のうちにする遊びやアルバイトが貴重な経験になるとよく言われますが、技能検定や競技大会への挑戦も、それらと同じように後のキャリアにおいて絶対に良い経験になります。肩書きだけではなく人生の財産にもなるので、ぜひ積極的に多くのことへ挑戦してほしいです。
生産電気システム技術科

私が好きな授業は、電子回路を組み立てて実験する実習や電気回路です。実際に回路を作りながら、どの部品がどう影響するのかを体験できるのが面白いです。特に、回路が思い通りに動いたときの達成感や、動かない原因を突き止めて改善する過程が楽しさを感じます。
私は電験三種という電気設備に関する資格を持っていたため、この資格を活かせる企業を中心に就職活動を進めました。インターンや説明会に参加していく中で企業を徐々に絞っていきました。私は就職活動への取り掛かりが遅かったため、余裕をもって早めに始めることが大切だと感じました。
私はエントリーシートを書く際に自分の強みや経験を的確に言葉にすることに苦労しました。面接対策では自分の考えを整理して短時間で伝えることに苦労しました。何度も練習を重ねる中で要点をまとめて簡潔に伝える力を磨くことができました。
電気保安協会を選んだ理由は、社会全体の安全を守るという使命感に共感したためです。安定した業務基盤と公共性の高い仕事を通じて、自分の技術力を社会に貢献できると感じました。学校で培った電気設備の安全管理に関する知識や、仕事に対する強い意気込みが評価されたと思います。
自分の「働きたい理由」をしっかりと持つことが重要だと思います。自分がなぜその仕事をしたいのか、どんな貢献をしたいのかを明確にしておくと、面接で自信を持って話せます。学校生活では、授業だけでなく、スポーツやアルバイトなど、色々な経験を積むことで自分の視野を広げ、就職活動の際にも役立つと思います。
生産電子情報システム技術科

ソフトウェア分野が好きです。プログラミングは、自分のアイデアを形にし、試行錯誤を重ねて「やっと動いた!」という達成感が得られる点が魅力です。思い通りに動作するワクワク感や、自分の想像が現実になったときの喜びが、開発の原動力になっています。
応用課程1年の夏休みから、気になる企業をマイナビアプリで探し、十数社の企業説明会やWebインターンに参加しました。その中で特に興味を持った3社に絞ってエントリーし、担任の先生に面接指導をしてもらいました。その結果、2月に希望する企業から内々定をいただくことができたので、就職活動を終えました。
就職活動で最も苦労したのは企業研究です。希望していた企業が九州外にあり、本校からのエントリー前例がなかったため、企業のニュースや出版物、取り扱っている製品について深く調べ、研究しました。
大学で学んだ知識や技術を活かせること、そして「一致団結」を掲げる企業のチームワークを重視した環境で、自身の技術力を高められると感じた点が、企業を選んだ決め手です。
私が評価された点は、自治会活動やボランティアサークル活動への積極性と、グループ実習でAIシステムを開発した際の成果発表だと思います。
勉強やサークル活動、アルバイト、趣味など、学生のうちに友達とたくさん思い出を作って、充実した学生生活を送ってください。校外活動やアルバイトは、面接で話せる貴重な経験になります。
就職活動では、早めの行動が大切です。余裕を持って企業研究や自己分析、面接対策を進めることをお勧めします。
建築施工システム技術科

好きな授業は実習です。施工実習・施工管理実習に関する授業が特に好きでした。現場に近い実習や図面作成、工程表の作成など実践的な内容が多く、知識と技術を深められる点にやりがいを感じていました。施工管理者にとって必要な能力を習得することができ、学びが多いです。
まずは業界全体の理解を深めるために企業研究を行い、自分の希望や適性を見極めながら志望業種を明確にしました。企業説明会やインターンに積極的に参加し、実際の雰囲気を知ることを重視しました。気になる企業の説明会はできるだけ参加するように取り組みました。
就職活動では自己分析に最も苦労しました。自分の強みや弱みを正確に把握するのが難しく、最初は何をアピールすればよいか分かりませんでした。過去の経験を振り返ったり、友人に意見を聞いたりする中で、自分の価値観や得意なことが少しずつ明確になりました。時間がとてもかかる作業なので、早めに取り組みました。
私が企業を選んだポイントは木造建築に強みを持ち、全国に現場がある住友林業の幅広いフィールドに魅力を感じ、ここで働きたいと思えたところです。積極的に学び、実習でも前向きに取り組んだ姿勢や、協調性・責任感といった面を評価していただけたと感じています。
普段の授業や実習を全力で取り組むことが、結果的に就職活動での自信に繋がります。不安があっても、早めに動いて情報を集め、先生や先輩にも相談することで、納得のいく進路選択ができると思います。学校生活では勉学に励むことはもちろんですが、友人と多くの思い出を残すことにも励んでください。