(2023年11月13日)
専門課程 電子情報技術科の2年生が、夏休み明けから2ヶ月弱をかけてイルミネーション制作に取り組み、北九州モノレールの2駅に展示されましたので報告します。
当科学生達は1年生の頃から電気・電子回路のハードウェア分野とプログラミングのソフトウェア分野の勉強を積み重ねてきました。今回はこれまでの知識を総動員して『構想・設計・製作』の開発工程を5つのグループに分かれ、学生主体で行いました。
今年は北九州モノレール様のご厚意により当校最寄りの『企救丘駅』および小倉駅の次駅『平和通駅』構内に設置させていただきました。学生は皆、「作品を観た人に喜んで欲しい」と心を込めて制作しました。展示期間は『小倉イルミネーション2023』の開催期間に合わせて、11月2日~2月14日を予定しております。お近くを通った時や、モノレールをご利用の際は是非ご覧ください。
構想
"自由な″構想はワイワイ楽しく
設計
試作回路で動作確認中
制作1
パネルにLEDをはんだ付け
制作2
木枠に組付け&配線
制作3
地元をモチーフにした作品も
制作4
様々な工夫や仕掛けが隠されています
制作5
これまでの課題で最も大規模な制作に奮戦
制作6
動作確認&改善作業も入念に
完成1
水族館とルーレット
完成2
若戸大橋と関門海峡の魚たち
完成3
ポリテク・ナイト・フィーバーin JUKE_BOX
完成4
夜のモノレールと小倉の街
完成5
ようせいの森in 北九州
平和通駅の展示(動画)
(2023年11月8日)
10月4日(水)応用課程2年生が、今年4月より取り組んでいる開発課題のデザインレビューが行われました。開発課題は、生産システム系(機械、電気、電子情報)が3科合同でグループワークを中心に、与えられたテーマに沿ってロボットやシステムの開発を行います(居住系は1科で数チームのグループを作り取り組みます)。
説明は、4名の客員教授、校長、副校長、能力開発統括部長、各科の担当先生ら参加者に対して行われます。グループの代表者から4月からの進捗状況や課題、今後のスケジュールなどの全体説明、各メンバーによる個人テーマの説明を行い、参加者の方々から質問やアドバイスを受けます。
自動ねじ締めシステムの開発
物流自動化装置の開発
圃場作業用農業ロボットの開発
海洋ゴミ運搬ロボットの開発
海中作業用ロボットの開発
農業支援用ロボットの開発
開発課題では、個人発表(プレゼンテーション)の機会が多くあります。それにより開発担当の学生が、自分の開発内容をまとめ、分かり易く伝えるなど企業で働くために必要なスキルを身につけるよい機会となります。
(2023年11月2日)
10月8日(日)、門司港レトロで開催されたMr.DIVEDR主催「門司港水中清掃」に、開発課題実習で製作中の「海洋ごみ運搬ロボット」が出動しました。
Mr.DIVERは福田佑介氏を代表とする海洋環境団体で、北九州市の観光地などで水中清掃活動を行い、海洋ごみ問題の啓発活動を行っています。
当日は少雨の中、ボランティアダイバー8人と、ロボット開発メンバーの7人が水中清掃活動に取り組みました。
はじめにダイバーの方々へロボットを紹介し、共同で作業する上での注意点などを確認した後、ロボットが海へ浮かべられました。ダイバーの方々は岸壁から50から100m離れた先まで潜水しながら海洋ごみを回収して進み、ロボットは無線操作で海面を追いかけました。海面に浮上したダイバーの指示によりロボットを接近させ海洋ごみを載せた後、ロボットを岸壁まで航行させ、海洋ごみが引き上げられました。1時間半の清掃活動の中で、ロボットは計5回海洋ごみを運搬することができ、合計5袋の海洋ごみを回収することができました。
「海洋ごみ運搬ロボット」は今後も開発・改良を続け、1月までの完成を目指します。
ダイバーの方々へロボットを紹介します
門司港レトロ船溜まりへロボットを浮かべます
ダイバーの近くにロボットを接近させます
海底から回収したごみをロボットに載せます
回収した海洋ごみを岸壁まで運びます
運搬を見守るMr.DIVER 福田佑介氏
無事に岸壁まで運搬することができました
清掃を行ったダイバーとロボット開発メンバー
(2023年11月1日)
令和5年10月11日(水)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の2023年度『職業訓練の運営・管理と質的強化』の研修の一環として、当校の計画・実施状況等の見学を目的にした来校がありました。
参加した見学者は、ブラジル、グアテマラ、ギニアビサウ、メキシコ、ニカラグア、パラグアイからの6名、他同行者2名の計8名でした。
当日は、概要説明のあと、施設見学を行いました。各実習場の機器や、訓練の状況などについて、大変興味を持たれたようです。
質疑・応答では、当校独自の訓練内容、使用する機器やカリキュラム、学生に対するフォローアップの状況等、多くの質問があり、活発な意見交換となりました。
今回の研修が、それぞれの国において帰国後も有意義に活かされればと思います。
機械系 実習場見学
電気系 電動自動車
電子情報系 イルミネーション
居住系 足場見学
意見交換の様子
研修生からのお礼の言葉
(2023年11月1日)
令和5年10月6日(金)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の2023年度『産業界の要望に応える電気電子分野人材の開発~大学校、TVET 機関ディプロマコース先生/指導員向け~』コースの研修の一環として、当校の計画・実施状況等の見学を目的にした来校がありました。
参加した見学者は、バングラデシュ、ベナン、カンボジア、エジプト、エチオピア、マラウイ、モーリシャス、ナミビア、パレスチナ、セネガル、南スーダン、ウガンダからの12名、他同行者2名の計14名でした。
当日は、概要説明のあと、施設見学を行いました。電気系と電子情報系の各実習場の機器や、訓練の状況などについて、大変興味を持たれたようです。
質疑・応答では、訓練内容、学生に対するフォローアップの状況等、質問があり、予定時間を超えて活発な意見交換となりました。
今回の研修が、それぞれの国において帰国後も有意義に活かされればと思います。
産業用ロボット
学生の製作物を見学
電動自動車
AR体験
意見交換の様子
研修生からのお礼の言葉