JICA(独)国際協力機構の研修に協力しました

(2022年10月25日)


 令和4年10月11日(火)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の2022年度『職業訓練の運営・管理と質的強化』の研修の一環として、当校の計画・実施状況等の見学を目的にした来校がありました。
 参加した見学者は、ボリビア・ブラジル・ギニアビサウ・ニカラグアからの6名、他同行者2名の計8名でした。
 当日は、概要説明のあと、施設見学を行いました。各実習場の機器や、訓練の状況などについて、大変興味を持たれたようです。
 質疑・応答では、日本の風土に合わせた訓練内容、使用する機器やカリキュラム、学生に対するフォローアップの状況等、非常に多くの質問があり、予定時間を越えて活発な意見交換となりました。
 今回の研修が、それぞれの国において、帰国後も有意義に生かされればと思います。


生産電気システム技術科 パワーエレクトロニクス実習 演習課題Ⅰ(白熱電球の調光回路製作)

(2022年10月7日)


 生産電気システム技術科1年生(4年生大学で言えば3年生)の実習科目「パワーエレクトロニクス実習」で演習課題として「白熱電球の調光回路の製作」を行いました。学生22名が3~4名のグループに分かれて課題に取り組みました。一般に白熱電球の調光にはトライアックと呼ばれる半導体が使われますが、ここではトライアックを使わずに白熱電球の調光回路を作れというお題です。そのためネットで調べてもそれほど情報は得られません。これまで学んだことをベースに自分たちで考えながら試行錯誤しなければ完成しません。実習の進め方は以下の通りです。最終的には全班完成することができました。


  1. ① グループの各個人で課題の回路を考える(書籍、HP)。【2時限】
  2. ② グループでリーダー、書記、発表者等を決める。
  3. ③ グループで各々が考えた回路について発表し合い、製作する回路を決定する。【2時限】
  4. ④ グループで製作する。【6時限】
  5. ⑤ グループで製作した回路を評価する。【1時限】
  6. ⑥ グループ発表。【1時限】

個人調べ

グループ討議

グループ実験

基板作成中

製作完了

発表資料作成

発表会の様子1

発表会の様子2


「第1回わくわくサイエンスフェスタ」に参加しました

(2022年10月7日)


 9月23日(金・祝)、親子で科学の不思議や工作の面白さを体験できるイベント「第1回わくわくサイエンスフェスタ」が北九州市科学館分館「スペースLABO ANNEX」(八幡東区東田)で開催されました。市内の高校、大学、企業、ボランティア団体などが協力し、科学実験や工作などの体験ブースが並ぶ中、多くの親子連れで賑わいました。
 当校も「楽しい移動型ロボット操作体験」コーナーを催し、夏ロボコンや実習で製作したロボットの展示と、実際にロボットの操作を体験してもらいました。参加者はロボットが自動で缶を掴んでラインに沿って運ぶ様子や、多足ロボットが上手に歩行する様子を興味津々に眺めていました。またタブレットで操作できる移動ロボットや、ゲーム機のコントローラで動くロボットを子供たちに操作してもらい、ゲーム感覚で楽しんでもらいました。
 途中、コントローラのバッテリ切れや、マイコンが熱で動作不良を起こすなど、度々トラブルにも見舞われましたが、学生たちの迅速な復旧作業のおかげで最後までイベントを無事に実施することができました。
 最終的に入館者数は6000人を超え、大盛況だったとのこと。想定の何倍もの来場者に驚きましたし、イベントにご協力いただいた学生の皆さんも大変だったと思います。丸一日お疲れ様でした。
 今回のイベントで1人でも多くの方が、ものづくりと当校に興味を持ってくれれば幸いです。


多くの来場者で賑わっています

タブレットでロボットを操作する親子

学生の説明を熱心に聞く子供たち

上手にロボットを操作して缶を運んでいます


学生たちの声


 ロボットを楽しそうに操作したり、気になることを質問してきたりする子供たちとふれあうことは、新鮮で良い経験になりました。(生産電子情報システム技術科2年 N.Yさん)

 子供たちとふれあいながら、ロボットのすごさや楽しさを伝えることはとても良い経験になりました。機会があれば、もっとロボットについていろいろな人々に伝えていきたいです。(電子情報技術科2年 S.Kさん)

祝!第5回建築設計競技 入賞(建築科2年生)

(2022年10月7日)


 一般社団法人実践教育訓練学会主催の「第5回 建築設計競技」に、建築科2年生が6名チャレンジしました。
 今回のテーマは「サステナブル住宅」。サステナブルな社会、住環境を実現するためにこれまで培った歴史や建築技術、生活の工夫などを考え、未来へと続く住宅を提案するテーマでした。4月の下旬から7月1日の提出日まで、学生たちが2グループ(3人1組)に分かれ、グループで話し合いながらコンセプトを考え、作品をつくりあげました。6月に入ると放課後も学生達が遅くまで残り作品作りに取り組みました。
 日本全国の大学生、職業能力開発関係施設で学ぶ学生・受講生、高校生から66件の応募があり、当校からは、2等に田中大翔さん、丸野勇仁さん、櫻井瞭輝さん、上位作品に樋口桃歌さん、市園優花さん、谷沙也加さんが入選しました。表彰式が8月19日に埼玉県のものつくり大学で行われ、当校でも改めて表彰式と作品紹介の場が設けられました。


ものつくり大学での入賞式

当校での記念写真

櫻井さんによるプラン紹介

樋口さんによるプラン紹介


学生たちの声


 私たちがこのような賞を頂けると思っておらず、驚きと喜びにあふれました。コンセプトづくりから試行錯誤を重ね、つくりあげた作品であり、「頑張ってよかった」と強く感じています。次のコンペに向けて、これからも頑張っていきたいと思います。(田中さん)

ページトップへ