(2021年3月31日)
生産ロボットシステムコースの標準課題実習2が終了しました。生産機械システム技術科、生産電気システム技術科、生産電子情報システム技術科の3科で取り組んだ、電子回路基板の供給、外観検査、機能検査、搬出までの検査作業の自動化の課題が完成しました。課題完成後、その取り組み内容を発表し、報告書を作成して実習終了となります。
3科がそれぞれ担当した内容について発表します。
また、報告書を作成し実習内容を詳細にまとめていきます。
(2021年3月19日)
2月19日(金)、20日(土)にポリテクビジョン2021in北九州が開催されました。
建築系は、専門課程建築科2年生による総合制作実習の発表・展示、応用課程2年生による開発課題、応用課題の発表、開発課題の展示を行いました。
緊急事態宣言の発令に併せた休校等により例年に比べ製作期間が短くなりましたが、各自協力し合いながら当校最大の特徴である“ものづくり”に取り組みました。
【専門課程 建築科】
総合制作実習は少人数のグループに分かれて取り組みます。今年は設計や施工、実験等8 つのテーマに分かれ1年間取り組みました。
「木造在来軸組構法の構造模型製作」
実際に住宅で使われている材料を使用して住宅の一部分を構造模型にしました。
「茶室と軸組の理解」
「RC 造構造物の製作-3D モデル作成とモデリング技術向上がもたらす効果の検証-」
設計・施工・施工管理に3D モデリングソフトを使用しその効果を検証しました。
「RC造構造物の製作-工事記録写真チェックシートの活用とタブレット端末導入効果の検証-」
建設現場で使用されているタブレット端末を使用し、その導入効果を検証しました。
「折り紙建築」
1枚の紙から立体の建築物を折りあげます。2次元(図面)から3 次元(建築物)への変換トレーニングに役立つ教材です。
「設計デザインコンペへの参加および建築模型の作製」
前期は2 つのコンペに参加し、後期は世界的に有名な建築物の模型を作製しました。
「木製建具を用いた耐震補強の検証」
敷居と鴨居に建具を固定して耐震壁として評価実験を行いました。
「木造ジオデシックドーム建設と施工手順書作成」
球体のジオデシック屋根を持つ10角形の小屋を建設し、その手順書を作成しました。
【応用課程 建築施工システム技術科】
開発課題は少人数のグループに分かれて取り組む課題で、応用課題は開発課題を発展させ個人で取り組む課題です。4 つのグループに分かれて木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の施工に関する課題に取組みました。
「枠組壁工法を用いた小規模建築物の施工と施工管理」
コロナ禍による勤務体制の変化に伴い、「快適なリモートワークの実施」をコンセプトとする建築物を設計し、自分たちで施工及び施工管理を行いました。
「RC 造建築物の施工・施工管理(各種工法への取り組み)」
かご鉄筋、定着板、機械式継手、ハンチなどの実施工・施工管理、作業手順書の作成に取組みました。
「アーチ形スペースフレーム構造物の設計施工」
「繊維補強モルタルによるタイル張りの剥離・剥落防止効果の評価」
タイル張り外壁の剥離・剥落防止の工法を検討することを目的に、繊維補強モルタルを用いた方法について各種実験を行い評価しました。
例年建築系として4 学年が1 教室に集まり発表会を行いますが、今年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大予防の観点から学年ごとに1 教室とし映像を共有する形で実施しました。発表する内容や取り組む姿勢はもちろん、他会場からの質問等にも難なく答えるなど、学生の成長を感じることができました。
発表した2年生の皆さん、4年生の皆さん、次のステージでのさらなる活躍を期待しています!!
2年生の発表の様子
1年生の会場と映像、音声をつなぎ実施しました。
4年生の発表の様子
3年生の会場と映像、音声をつなぎ実施しました。
展示会場の様子
昨年製作した茶室は文化祭でお披露目を兼ねお茶を振舞いましたが、今年は展示のみになりました。
展示会場の様子
スペースフレーム構造物は、トータルステーションという三次元測定が可能な測量機器を用いて接合部の位置を確認しながら組み立てました。