電気エネルギー制御科の電子工学基礎実習の様子についてお知らせします。 この授業では、デジタルICを用いて、デコーダーやカウンタ回路を作成します。作成した回路はLEDの点滅により確認します。
*授業の様子です
*実習の様子です。
電子回路を理解するのは一般的に難しいと言われます。電気や電子は目に見えないため、頭の中で正しく回路動作をイメージすることが重要です。当大学校では実際に回路を作成する実験を数多く行なっています。豊富な経験を積むことにより、自らの力で電子回路が設計できる自信をつけていきます。
*ブレッドボードとは
部品や電線など差し込むだけで電子回路を組むことができるボードです。
第16回ワンコインコンサートが6月30日(土)、北九州芸術劇場大ホールで開催され、当校のボランティアサークルの学生9名が力強くサポートしました。
当コンサートは音楽を通し、障がい者とふれ合うことで温かい地域社会の実現を目指しています。NPO法人百瀬ミュージックボランティアグループが主催し、北九州市が共催する地域挙げての障がい者交流イベントです。1,300人の客席は、ほぼ満席となり、盛大なコンサートとなりました。
参加した学生たちは、広いステージで障がい者のサポートや共演、舞台袖での小道具の出し入れなど忙しく役割をこなしていました。また、北橋市長も仙人役で登場され、障がい者や学生たちと一緒にステージを盛り上げておられました。
* 開演前の打ち合わせ。真剣です。
* 開演
* コンサート修了後、お疲れさまでした。
(2018年7月5日)
6月29日、当大学校で開発課題仕様発表会が行われました。開発課題は、生産システム 系3科の応用課程2年生(大学校4年相当)がグループで行なう修了研究で、科を越えてチームを組み、与えられたテーマに沿って課題に取組むものです。4月から3ヶ月間、テーマの 設定背景と目的を研究し、具体的に何が必要かを検討します。そして、今年度の目標を定めた仕様書を作成し、プレゼンテーションを行ないました。
*今年の開発課題のテーマです
1. 学生ロボコン対応ロボットの開発(競技会参加予定)
2. ピースピッキング試作装置の開発
3. 計量システムの開発
4. 和菓子梱包装置の開発
5. 自律型トマト収穫ロボットの開発(競技会参加予定)
6. 海中ロボットの開発(競技会参加予定)
7. 協働ロボットの機能安全に係る接近検出システムの開発
*プレゼンテーションの様子です。
持ち時間15分パワーポイントを使っての説明です。
*最後に客員教授、校長による講評がありました。
講評では、先生や学生に対して、厳しい意見が述べられていました。3名の客員教授はそ れぞれ機械、電気、電子情報分野のエキスパートであり、アドバイザーとして学生、先生に 真剣に向き合ってくださっています。最後に岡田校長が、「毎年、時間が足りなくなるよう なので、時間の管理をしっかりするように」と話されていました。
学生は、これから仕様書に従い製作を始めます。9月には ETC ロボコン競技会、10月 には海中ロボット競技会、12月にはトマトロボット競技会があり、限られた時間の中で完 成度の高いものを作らなければなりません。また、12月は課題動作審査会があり、来年2 月下旬のポリテクビジョンでの展示紹介、そして3月に最終報告会を行ないます。
(2018年7月3日)
今回は、建築科1年生の授業、基礎工学実験の様子についてお伝えします。
地震や豪雨が多発している日本では、自然災害に影響されない安全で堅固な建造物が強く求められています。
この授業では、その建造物の重要な構造材の一つである鉄筋について、 作業者の扱い方によって強度がどれほど劣化するか知るため、以下の3パターンの試験用 鉄筋を学生自ら作り実験に臨みました。
1.何も手を加えないもの。
2.鉄筋の曲げ戻しを 2 回繰り返したもの。
3.バーナーであぶり、焼入れたもの。
*実験の内容について詳しく説明してからスタートします。
*実習場に移動して、実験します。
5. 鉄筋 工具バーナー
14. 鉄が数cm延びて切断されました
実験後、得られたデータを整理し、学生一人ひとりレポートを提出します。
今年、4月に入校して 3 ヶ月あまり、工具の扱いなど慣れない手つきで戸惑いながらも、グループで話し合い、自分達で考え、そして協力して作業を進めていました。このような実験を通して、安全への意識が高められていくと思いました。
(2018年7月3日)
今年、5 月 27 日(日)神戸市ポートアイランドスポーツセンターで行なわれた水中ロボ ット競技会において、当大学校は準優勝をいただきました。大会の1ヶ月半前に急遽出場が 決まり、先輩が製作していた既存の機体を用い内部の電子回路と組込みプログラムを新た に作成しました。短い準備時間でしたが、当大学校の「チーム力」と「現場に強い」という
特徴が活かされ、落ち着いて大会に臨むことができました。
今回の水中ロボットです。
大学校から運んだ機体を現場で組み立てます。
OCEAN`S18MTS/IEEE Kobe/Techno-Ocean2018 について
神戸で隔年開催の海洋分野に関する総合的な国際コンベンション「Techno-Ocean」と世界最大級のアメリカの海洋科学技術に関する国際会議「OCEANS」との合同コンベンションです。35カ国から海洋科学技術に関する研究発表会、国内外から 103 社・団体が出展す る展示会、セミナー、そして競技会などが行なわれました。