(2018年6月22日)
生産技術科は、身近にある金属部品やプラスチック部品の加工、機械の設計に必要な知識や技能および技術を学びます。当校は、ものづくりを行ううえで必要不可欠な各種工作機械や精密測定機器がそろっています。そこで、旋盤加工やフライス盤加工のスキル向上のために、技能検定(国家資格)などにも挑戦し、毎年多数の合格者がでています。
技能検定(国家資格)試験に合格すると合格証書が交付され「技能士」と名乗ることができ、就職する際に採用担当者に意欲やスキルをアピールすることができます。
旋盤加工
フライス盤加工
毎年、7月に実施されるこの試験に向けて生産技術科2年生が授業時間、授業後に寸暇を惜しんで練習に励んでいます。できばえ、寸法精度、作業態度などが採点されるため、作業の始めから終わりまで気を抜くことができません。また、時間内に仕上げることが大きな課題になっていて、焦らずに普段の力を発揮できるかどうかが鍵になるようです。企業で働く資質を身に付けるための大切な機会となります。
(2018年6月24日)
本大学校A棟前にある六角堂は、6年前、応用課程の学生が実習で建て上げたものです。長年の風雨にさらされて古めかしくなったため、専門課程の「維持保全」がテーマの実習においてリノベーションすることになりました。大まかなところは電動工具、細部は手作業により劣化部分を取り除く単純な根気のいる作業ですが、この日、8人の学生が黙々と手を動かしていました。ひとりの学生が「綺麗になるからやりがいがある」と話していて、確かに写真のように違いがはっきりと分かり、見る人の気持ちも明るくしてくれます。このような環境を整える建築の仕事は、地味ですが、私たちの心を豊にする面を持っているとあらためて気付かされました。
8人は、来年は応用課程へ入校、就職とそれぞれの道に進みます。
(2018年6月4日)
8月2日石川県で開催されるメカトロニクス職種に、今年も電気エネルギー制御科の2年生が出場します。メカ担当とプログラム担当の二人が3つの課題に臨みます。
<課題内容>
1. 標準課題:機器の組立てやプログラミングを作成し、仕様書で指示された設備を作成します。(2時間)
2. トラブルシューティング:あらかじめ設定されているトラブルの原因を探り修復します。(30分)
3. メンテナンス:劣化部品を交換し、仕様書に従って改良します。(1時間30分)
ほぼ毎日、先生の指導のもと、「時間内に正確に」を目標に練習に励んでいます。二人は「タイムが少しでも早くなると嬉しい」と話していました。
二人とも、応用課程に入校予定ですが、「施工管理(電気)」「設備保全」と就く仕事をすでに決めていて、その目標に向かってぶれない姿勢が高く評価され、競技に活かされていると思いました。
若年者ものづくり競技大会とは
技能習得中で、企業などに就職していない20歳以下の若者を対象に行なわれる大会で、主催は、厚生労働省および中央職業能力開発協会です。
競技を通して、若者のものづくりの意識を高め、必要な技能を向上させるため、毎年行なわれています。また、職種によっては、技能五輪の選考を兼ねているものもあり、このメカトロニクス職種は、上位3チームに技能五輪出場の資格が与えられます。
メカトロニクスとは
メカニクス(機械工学)とエレクトロニクス(電子工学)の合成語で、機械を電子機器によってコントロールすることを意味します。身近な製品では、フィルムカメラからデジタルカメラへ、機械時計からクオーツ時計などがあり、自動車はメカトロニクスが進んでいる最先端のものと言えます。
(2018年6月4日)
専門科目では、真剣に教えている先生ですが、この日は、体育の時間にスポーツウエアで、学生とバレーボールです。学務課の3人の女性とチームを組んで、学生と対戦しました。惜しくも負けてしまいましたが、学生はなんだか嬉しそうでした。当大学校は、校長、副校長はじめ柔和な先生が多く、そのためか学生も比較的穏やかです。
(2018年5月29日)
西日本食品産業創造展が5月25日(金)、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で開催され、開発課題で和菓子包装装置と計量システムを企業と共同開発をしている学生と先生で行きました。全国から200社あまりが出展し、外食、菓子、衛生など「食」に関する最新機器が実演展示されていて、機械化、自動化、省力化が進む一つひとつの機器に学生は、熱心に見入っていました。
実は、上の写真で機器を説明していたのは、当大学校修了のエンジニアです。その場で、学生に「電子機器の使用は最小限に・・・・・」と開発課題のアドバイスをしてくれる後輩想いの先輩でした。そんな姿に、学生は素直に「かっこいい」と思ったそうです。
(2018年5月29日)
5月26日(土)学生自治会主催の新入生歓迎バレーボール大会が当大学校体育館で開かれました。17チームおよそ、150名近くの学生が参加し、トーナメント形式で試合が進められました。
はじめ、みなさん少し緊張しているようでしたが、いざ試合が始まると、笑い声と大きな掛け声が体育館中に響き渡り、しだいに熱を帯びてきました。
学年を超えて集まる貴重なひととき、良い思い出になるといいですね。
自治会のみなさま、ご苦労さまでした。