CAEが3次元CADに統合され、誰もが手軽に解析できるようになったおかげで、設計補助ツールとして設計品質の向上と効率アップに大きく貢献するようになりました。しかし、使い方を誤ると予期しない解析結果を導き出すこととなってしまいます。
本コースでは、設計者が流体・熱流体を考慮した設計を行うために必要な知識と活用法を理解し3次元CAD/CAEを設計の検証ツールとして活用するためのポイントを習得します。
1.設計とCAE
2.流体力学概要
(1)流体の基本性質 (2)流体の基本法則 (3)配管内の流れ
3.流体解析概要
(1)流体解析の手順 (2)流体解析の仕組み
4.結果の評価
(1)メッシュの注意点 (2)結果の評価 (3)まとめ
5.流体解析実習
5.1 配管内を通過する水の流れ
(1)配管内の圧力損失 (2)流量と圧力損失 (3)エルボ管の圧力損失
5.2 物体まわりの流れ解析
(1)円柱と流線形状の抗力係数、揚力係数 (2)迎え角と揚力の関係 (3)最適形状の検討 (4)様々な形状の空力解析
5.3 メッシュと解析精度
(1)圧力損失の計算 (2)メッシュの数と解の変化
5.4 ポーラスメディア
(1)ポーラスメディアの解析 (2)穴のサイズによる圧力損
5.5 構造解析への応用
(1)圧力損失の計算 (2)構造解析への応用
6.熱流体解析概要
(1)温度境界層と速度境界層 (2)層流と乱流 (3)定常解析と非定常解析 (4)熱容量と比熱
(5)温度伝導率(熱拡散率) (6)熱流体解析の基礎方程式 (7)熱流体解析に必要な条件 (8)計算領域の大きさ
7.熱流体解析実習
7.1 平板周辺の自然対流熱解析
(1)横長平板の自然対流による温度 (2)発熱量と温度の関係 (3)縦長平板の自然対流による温度
(4)発熱量と温度の関係
7.2 平板周辺の強制対流熱解析
(1)平板の強制対流による温度 (2)流速と熱伝達係数の比較
7.3 平板周辺の輻射熱解析
(1)平板の自然対流・輻射熱による温度
7.4 自然空冷電子機器の熱流体解析
(1)自然空冷電子機器の熱流体解析
7.5 ファンによる強制対流熱解析
(1)ファン形状を考慮した解析モデルに よる熱流体解析
7.6 習問題(ヒートシンク)
(1)ヒートシンクのある発熱体を独力で解析演習
8.まとめ
コース番号 C423A 設計者CAEを活用した流体・熱流体解析 受付終了
訓練日程
11/6(水),7(木)
実施時間帯
9:00~17:00(昼休憩60分)
総訓練時間
14時間
受講料
30,000円
定員
12名
対象者
機械設計業務に携わり、CAEを活用した流体・熱流体設計をご検討の方
訓練内容
使用機器・教材
3次元CAD/CAEシステム(SolidWorks2018)
持参品・服装
筆記用具、関数電卓
実施場所
B棟 203 CAD/CAM室
備考
※高度ポリテクセンターのセミナーです。
(実施会場:ポリテクセンター愛媛)
※担当予定講師:株式会社構造計画研究所
(実施会場:ポリテクセンター愛媛)
※担当予定講師:株式会社構造計画研究所