大学校理念【探究・創造・展開】
北陸職業能力開発大学校は、富山の雄大な自然の元に
急峻な山岳に培われる旺盛な探究力
清らかな流れに育まれる清純な創造力
未知なる大海原の中で世界に挑戦する展開力
を養成して社会の発展に貢献できる人財を育成する
大学校自然三学
山.雄大な立山連峰の「僧ケ岳」のもつ叡智を学ぶ
川.雪が清流となり絶え間なく流れ、豊潤な大地を創る「片貝川」のごとき英智を学ぶ
海.常に探究心を持ち創造力を高め、「有磯の海」のように深く広大な英知を学ぶ
山【僧ヶ岳】
僧ヶ岳は冬ともなると一面に雪に覆われて美しい姿を見せているが、春が訪れ雪が解け始めるとともに、残雪が様々な絵姿を示すようになる。古来人々は、この僧ヶ岳の絵姿を見ながら田植えの時期などを悟ったという。この僧ヶ岳の人知を超えた叡智の奥深さを学び、人生の指針とする。
川【片貝川】
僧ヶ岳を含む立山連峰の雪が解けて激流となり、麓に至って緩やかに広がる。片貝川は滋養あふれた山の土を削って運び、広々とした扇状地を産んだ。そこには自然に恵まれた草木が生え、やがて田畑が広がって、魚津の町となった。人が生まれ育つ大地をはぐくむ、片貝川の慈愛に溢れた英智を学び、人としての感性を養う。
海【有磯の海】
僧ヶ岳の雪から溶け落ちた清流は片貝川となって下り、「有磯の海」に流れ込む。山の栄養分に含まれた清流は、魚たちを大きく成長させ、豊かな漁場を作った。この恵まれた漁場は人々を呼び寄せ、やがて“魚の津”として魚津の名前が生まれた。有磯の海の幸は漁業の発達を産み、人々は遠洋漁業に乗り出した。魚津の人々は、こうして世界への目を啓くこととなった。人を育て、やがて世界へ導く有磯の海の冷厳ではあるが理知に研ぎ澄まされた英知を学び、自らを錬磨し社会に立ち向かう力を養う。