2024年度総合版 職業訓練コースガイド

消防設備工事と 受変電設備保全 私は専門学校卒業後、主に自動車整備士や、自動二輪店舗での ピットスタッフとして働いていました。再就職を考え、やはり「自分の 培った知識・技術で人や企業活動の支えとなるような仕事をした い」という希望がありました。電気設備技術科の訓練は、座学・実技 ともに初めてのことばかりで覚えることが多く、大変な時期もあり 訓練 1 電気設備の基本 訓練 4 シーケンス制御の基本 電気の基礎知識、リレーを 使った電動機の制御法(有 接点シーケンス制御)、動 力配線の知識・技能を習 得します。応用として給排 水設備の知識・技能を習 得します。 電気の基礎知識、屋内配線 図の見方・描き方、関係法 規、器工具の基本的な使用 法、電気計測器の操作法な どを習得します。 工業用コンピュータ (PLC)を使ったシーケン ス制御、そのプログラミン グ、回路設計、工場のオー トメーション(FA)で用い られるセンサの知識・技 能などを習得します。 照明設備を中心に、様々な 種類の電気工事(金属管工 事、合成樹脂管工事、リモ コン配線工事など)につい て、技能と関連知識を習得 します。 パソコンを使った電気設 備図面作成(CAD)の方法 と関連知識を習得します。 また、シーケンス制御のた めの制御盤製作の知識・ 技能も習得します。 消防設備について、基礎知 識と関係法規、工事の技能 を習得します。また、受変電 設備について、基礎知識と 試験法を習得します。 訓練 2 電気設備工事 訓練 5 PLCによるシーケンス制御 訓練 3 訓練 6 電気設備CADと 制御盤製作 ◆ 訓練のながれ ました。でも資格にも合格し、また訓練期間中に念願である工場設 備の保全職につくこともできました。それは、整備士などの機械系 の実務経験だけでなく、訓練で電気工事やシーケンスを学べたこ とがよかったのだと思います。指導員の先生は、「訓練は現場と違 う」と言っていましたが、訓練で習ったことが、現在の職場の仕事内 容や先輩の話とリンクすることがあります。訓練を活かせるかどう かは自分次第だと思います。私は受講したことがすごくよかったと 思います。 就職 した 訓練生 の 声 令和2年度修了 S.Kさん(職種:設備保全) 新たなステップアップ!! 一般住宅・店舗などの 小規模な電気工事ができる! 第一種電気工事士 (試験は年1回) 工場などの大規模な電気工事が できる! 消防設備士 (甲種4類、乙種4類) 消防設備の管理・施工が できる! 任意で取得できる資格 ※訓練の実施順番は、入所月によっては4,5,6,1,2,3の順に行います。 第二種電気工事士 (試験は年2回) 20 一般コース【電子 ・電気系】

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