2023年度総合版 職業訓練コースガイド

私は専門学校卒業後、主に自動車整備士や、自動二輪店舗でのピットス タッフとして働いていました。再就職を考え、やはり「自分の培った知識・ 技術で人や企業活動の支えとなるような仕事をしたい」という希望があ りました。電気設備技術科の訓練は、座学・実技ともに初めてのことばか りで覚えることが多く、大変な時期もありました。でも資格にも合格し、ま た訓練期間中に念願である工場設備の保全職につくこともできました。 それは、整備士などの機械系の実務経験だけでなく、訓練で電気工事 やシーケンスを学べたことがよかったのだと思います。指導員の先生は、 「訓練は現場と違う」と言っていましたが、訓練で習ったことが、現在の職 場の仕事内容や先輩の話とリンクすることがあります。訓練を活かせる かどうかは自分次第だと思います。私は受講したことがすごくよかったと 思います。 新たなステップアップ !! ●第二種電気工事士 (試験は年2回) 一般住宅・店舗などの 小規模な電気工事ができる! ●第一種電気工事士 (試験は年1回) 工場などの大規模な電気工事ができる! ●消防設備士 (甲種4類、乙種4類) 消防設備の管理・施工ができる! 令和2年度修了 S.Kさん(職種:設備保全) 就職 した 訓練生 の 声 ※訓練の実施順番は、入所月によっては4,5,6,1,2,3の順に行います。 訓練のながれ 電気設備の基本 電気の基礎知識、屋内配線 図の見方・描き方、関係法規、 器工具の基本的な使用法、 電気計測器の操作法などを 習得します。 電気設備工事 照明設備を中心に、様々な 種類の電気工事(金属管工 事、合成樹脂管工事、リモコ ン配線工事など)について、 技能と関連知識を習得しま す。 消防設備について、基礎知 識と関係法規、工事の技能 を習得します。また、受変電 設備について、基礎知識と 試験法を習得します。 シーケンス制御の基本 電気の基礎知識、リレーを 使った電動機の制御法(有 接点シーケンス制御)、動力 配線の知識・技能を習得し ます。応用として給排水設 備の知識・技能を習得しま す。 PLCによるシーケンス制御 工業用コンピュータ(PLC) を使ったシーケンス制御、 そのプログラミング、回路 設計、工場のオートメー ション(FA)で用いられる センサの知識・技能などを 習得します。 パソコンを使った電気設備 図面作成(CAD)の方法と 関連知識を習得します。ま た、シーケンス制御のため の制御盤製作の知識・技能 も習得します。 電気設備CADと 制御盤製作 消防設備工事と 受変電設備保全 任意で取得できる資格 1 訓練 2 訓練 3 訓練 4 訓練 5 訓練 6 訓練 20 一般コース【電子 ・電気系】

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