2025年度大学校案内パンフレット
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建築施工システム技術科多くの経験が将来に繋がる自分を磨く場所鉄筋コンクリート構造の施工に必要な、あらゆる生産設計図書の読解から作図方法を習得します。土の力学や地盤の支持力の算定方法を学び、建築基礎構造物の設計方法を習得します。水平切梁工法及びアースアンカー工法の施工方法及び構造計算方法を習得すると共に、その施工管理法を習得します。木質構造などの試験体の実験を通じて、これらの性能設計・把握技術を学びます。鉄筋コンクリート造建築物の基本計画から施工計画・施工及び施工管理を実施することで建築技術者として管理技術を習得します。鉄骨造建築物の基本計画から施工計画・施工及び施工管理を実施することで建築技術者としての管理技術を習得します。木造住宅の基本計画から施工計画・施工及び施工管理を実施することで建築技術者としての管理技術を習得します。各課題実習及び企業実習において得られた施工及び施工管理上の課題に対して、創造的かつ実践的な解決手法を習得します。建築物は、生産設備等が皆無の状態から現地で施工して行きます。そのため、良い建物ができるか否かは「施工計画」がカギを握っています。ここでは、高さとスパンが6mのカテナリー(懸垂)曲線によるアーチ構造物の設計と施工をテーマとし、性能の良い構造体を、早く、しかも安全に施工する課題に取り組みました。基本設計、構造計算、施工図と加工図の作成、構造体を支える仮設支保工の計画、重量物の揚重計画、施工と品質管理等を行いました。"The Gateway Arch" designed by Eero Saarinen,in St.Louis,Missouri,United Statesの再現を目標に、約1/30の縮尺で設計・施工しました。奥に見えるアーチ橋は2017年度の「鉄骨造によるアーチ構造物の設計と施工計画の策定・施工管理」です。それは、応用力、創造的能力、問題解決能力、管理能力を有する技術者です。26応用課程では、2級建築士の取得に力を入れ、自分の興味のある振動や地震力についての開発課題に取り組みました。2級建築士を取得するには、専門課程からコツコツ頑張ることが大事です!私は2級建築士に合格し、就職活動で武器として活動しました。その就職活動も早くから行動することが鍵となってきます!早くに行動することで自分にあった企業を見つけられます。また、開発課題は、自分の興味のあることに探求心を持ち、取り組めたので、とても楽しく充実した学校生活となりました。応用課程では専門課程に比べてグループでの実習が多く、施工をするだけではなく工程管理やコミュニケーション能力など社会に出てから必要になることも一緒に学ぶことができとても良い経験ができる。また、開発課題では設計や施工方法、発注などほぼすべてのことを自分たちで考えて行うため将来の仕事に必ず役に立ち自信にも繋がるようになった。千葉県立京葉高等学校出身星合 来山留め・構台施工管理実習鉄筋コンクリート造施工・施工管理課題実習鋼構造施工・施工管理課題実習木質構造施工・施工管理課題実習総合施工・施工管理課題実習(開発課題)▲木質構造施工・ 施工管理課題実習施工図書実習 Ⅰ〜Ⅲ基礎構造物設計実習施工実験先輩からのメッセ−ジ先輩からのメッセ−ジ開発課題実習例施工管理を担当できる高度な実践技術者長野県立南安曇農業高等学校出身目黒 胡桃▼施工実験主な実習力テナリー曲線によるアーチ構造物の設計・施工管理(2018年度)

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