2025年度大学校案内パンフレット
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生産電気システム技術科社会で役立つ能力が身に付く自分を成長させて<れる!自動化機器の制御システム(PLCプログラム)を設計・製作・評価する実習です。製造業における生産ラインの構築に役立ちます。電力素子の駆動実験を通じて、電力素子の基本特性を学びます。インバータやパワーコンディショナの回路設計に役立ちます。専用CADによるプリント基板の設計技術を習得します。基板加工機でプリント基板を製作し、設計した基板を実験・評価します。あらゆる電子回路の基板設計に役立ちます。実習用の車両に搭載するモータの基本特性を測定・理解し、電動車両走行時の挙動をシミュレーションするためのモデルを構築する実習です。制御システム設計に役立ちます。産業界で必要とされる生産現場等のリーダーとしての素養をもった電気技術者を育てます。22応用課程は自分を成長させてくれる場だと思います。生産電気システム技術科では主に制御技術を学びます。標準課題で制御の基礎を学び、開発課題でそれらを活かしてものづくりを行います。製作過程では思うようにいかないことが大半です。しかし、近くには頼れる仲間や熱心に指導してくださる先生方がいます。総力を挙げて取り組み、仕様通りの動作をしたときの感動は大きな自信になります。他人と意見を交わす機会が多く、自己を見つめなおしたり、新しい知識を吸収できたりと他では得られないものが多く詰まっている2年間だと思います。専門的な知識や技術はもちろん、グループ活動を通し社会で役立つ能力が身に付くことが、応用課程最大の魅力だと思います。応用課程はグループ活動が多く、メンバーそれぞれに役割が与えられ、実践に近い形で実習に取り組むので、リーダーシップ力やコミュニケーション力、フォロワーシップ力など、社会で必要な能力を身に付けることができます。実習では、新しいものを一から設計・製作し、評価までを学生主体で行うので、ものづくりの大変さや楽しさを学ぶことができます。上手くいかず苦労することがありますが、何が原因か、どう改善するかを考えながらデバッグを行い、問題が解決し動作した時には、苦労を共にした仲間と大きな達成感を得られると思います。パワーエレクトロニクス実習CAD/CAM応用実習自動化システム応用実習電動力応用機器実習先輩からのメッセ−ジ先輩からのメッセ−ジ標準課題実習例▲CAD/CAM 応用実習栃木県立那須清峰高等学校出身田代 晃基(令和元年度卒)▼自動化システム応用実習栃木県立佐野松桜高等学校出身岡田 侑真(令和4年度卒)パワーコンディショナの設計・製作(発電電力制御システム設計製作課題実習)太陽電池パネルが建物の屋根などに設置されているのを当たり前のように見かけるようになりました。太陽電池が発電するのは直流ですが、家庭で使用されている電力は交流です。そのため直流を交流に変換しなければ、せっかく発電した電力を家電に供給することも電力会社に売ることもできません。この変換を行うのがパワーコンディショナと呼ばれる装置です。装置の設計・製作を通して回路の設計・製作技術、電力の変換技術、マイコンのプログラミング技術など電気系エンジニアとしての実践的なスキルを習得します。また、ものづくりに数名のグループで取り組むことで、自ら課題を発見し解決に導く能力やコミュニケーション力など、エンジニアとして必要なスキルを身に付けます。主な実習

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