2025年度大学校案内パンフレット
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生産機械システム技術科機械図面の作成から精密加工、組立・調整までの作業を通してものづくりができる加工技術の具体的な活用方法を習得します。ナノメートルの加工精度を達成するためには様々な環境条件(温度・湿度・振動・クリーン度)を整えることが必要になることを理解した上で、各種加工原理に基づいた高精度加工・微細加工実習を行います。3次元CAD/CAMシステムによる 3次元モデリング技術および3次元加工データの作成、高速マシニングセンタによる高速加工技術を習得します。自動化機器、自動化ラインに用いられるセンサの特性、活用技術を習得します。PLC(プログラマブル・コントローラ)を利用したアクチュエータやセンサ等の制御手法とタッチパネル活用技術について学び、機械を自動化するための制御技術について習得します。組立の生産自動化システムを構成する産業用ロボッ卜、搬送機器、視覚認識装置、各種センサなどの取扱法、操作法ならびにプログラム法、自動化機器を構成する ACサーボモー夕、ステッピングモータの制御技法、自動化システムの通信ネットワーク技法、PLCのSFC言語によるプログラム技法を習得します。 ■現場のリーダーたる生産技術者■自らも試作できる製品開発技術者 ■創造力豊かな設計・開発技術者 (機械系、自動化技術系)■先端加工技術者■創造力豊かな未来の卓越技能者 20私は産業技術短期大学で工作機械やCADを扱えることや図面を読めるようになることを目標としていました。2年間学んできた中で生産技術職に興味を持つようになり、その職種に必要な技術と知識を身に付けるために関東能開大への入学を決めました。3年目からの入学となり不安なことが多くありましたが、先生方やクラスメイトに支えられてすぐに学校生活に慣れることができました。現在、私は標準課題でロボットコースを専攻しており、専門分野の違う3科が連携しながら課題を進めています。他分野の人と関わりながら様々な分野の見分を広めることが出来る所がより生産現場に近い点だと思います。また、様々な意見の人との共同作業ではそれらをまとめ形にすることに対し、やりがいを感じています。標準課題以外にも実践的な授業が多いので、実際に就職してからも生産現場の即戦力として活躍したいです。私は、機械工学の分野をほとんど知らない状態で入学しました。授業を通して幅広い知識と技能を学んでいく中で、機械製図の分野に興味を持ちました。そして、専門課程2年の時期に若年者ものづくり競技大会に参加希望しました。先生からの熱心な指導と放課後の時間を使った自主学習の甲斐もあり、機械製図CADの部門で入賞することができました。その年に機械製図CADの技能検定2級を取得することもでき、技能五輪地方大会成績優秀者として表彰を受けました。機械製図を基礎から学び、積み重ねていくことで相当な自信を付けることができました。これまでの経験を活かし、今後は更なる知識と技能の深化に努め、社会に大きく貢献できる人材を目指します。CAD/CAM応用実習生産自動化システム実習精密加工応用実習超精密加工実習センシング応用実習自動化機器応用実習先輩からのメッセ−ジ先輩からのメッセ−ジ実践的な技術を身に付けてみませんか?標準課題実習例▲CAD/CAM 応用実習山梨県立甲府昭和高等学校秋山 真綾▼超精密加工実習栃木県立小山高等学校齋藤 佑介自動選別搬送装置の製作ワークの色の違いを判別し、種類ごとに整列させる「自動選別搬送装置」をテーマとしています。グループごとに独自の製品開発を行い、課題の設計・製作を通して精密加工技術、自動化技術、組立調整技術を習得することを目標としています。また、グループ活動による製品開発の経験から、生産現場のリーダーに必要な技術・技能や能力を育成します。 主な実習新しいことを挑戦したい人に

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