応用課程 開発課題20周年史

97 グループ4 ナス自動選果装置の開発 指導教員 神野 豊 野村 征司 加部 通明 依頼企業ではナスの漬物を生産しており,収穫した ナスは農家側で選果してから出荷している.しかし, 再度荒井食品側でも選果を行っている.この作業は 労力と時間を要す.そこで,私たちは画像処理による 自動選果装置の開発を依頼された.本装置は選果品 質の均一化,ナスの全周囲検査を開発目標として取 り組んだ.また,検査結果はデータベース化し,生産 者指導に活かす予定である. グループ5 ダイシングシート自動検査装置の開発 指導教員 山下 忠 田野 英一 浅野 博 本開発課題で取り扱うダイシングシートとは,半導 体基板などのダイシング(基板をサイコロ状に切り出 す)時に固定用として使用される粘着テープである.現 在,このダイシングシートを製造している企業では,ロ ール状に巻かれているシートの切断まで(前工程)は自 動化されているが,切断後の不良品(シワ,異物・気泡) の検出,枚数の検査,袋詰め(後工程)は人手で行われ ている.そこで,タクトタイムの向上および生産コスト の削減が可能な後工程の自動化装置の開発を行った. グループ6 建築施工品質管理検査確認支援システムの開発 指導教員 鈴木 章 川上 修司 茅野 昌明 近年,建築業界では品質管理・品質保証の一環として国際 的な品質基準である ISO9000 ファミリー規格などの審査登録 を積極的に実施している.その結果,施工管理担当者におい ては,事務処理が増大し技術者ではなく事務処理者に成りつ つある現状が挙げられる.本システムでは,中間検査および 竣工検査で使用可能な品質管理検査確認支援システムの開発 を行う. 97

RkJQdWJsaXNoZXIy ODQ0MTk3