応用課程 開発課題20周年史

96 2008年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 パイプ検査装置の開発 指導教員 藤田 秀樹 安保 潔 日浦 優 依頼企業では,パイプ製造の最終工程でパイプ内への異物 の混入を防止するため,作業者が手作業によりキャップを付 けている.パイプを月産約数万本生産しており,検査員が 1 本 1 本キャップの有無を目視検査で行っているが,ごく稀にキャ ップの付け忘れが発生している.検査漏れを無くすために 様々な試行錯誤を行っているがゼロにすることができず,現 行の検査工程に改善を行う必要があった.そこで,この作業を 自動化することにより,検査漏れの防止を行い,生産コストの 低減を含めた生産管理を行える装置の開発を依頼された. グループ2 イベント用PR装置の開発 指導教員 大澤 剛 小島 篤 陣内 望 加瀬 昇 舟本 誠 現在,学校内外のイベント等で動作させ,地域社会に 技術力をアピールし,かつ子供達にものづくりを通し て楽しんでもらえる装置が少ない.そこで,「選ぶ,見 る,触る,遊ぶ」をコンセプトとした,関東能開大をP Rできる装置の開発を行う.コンセプトをもとに検討 した結果,紙飛行機のパーツ製作(カッティング)とウ ッドバーニング製作 ( マーキング ) の両方ができる装置 として,レーザ彫刻機を開発することとした. グループ3 マイクロハンドの開発 指導教員 伊藤 昌樹 青木 亮二 私たちは,昨年度開発した3次元マイクロステージ と併用し,微細な部品の組立や,移動を可能とするマ イクロハンドの開発を行ってきた.マイクロハンドの 製品保持機能を3段階に分け,それぞれステップアッ プを図ることとした. 第1段階 一辺が 1 mmの立方体を保持できる. 第2段階 一辺が 100 μmの立方体を保持できる. 第3段階 第2段階に加え任意形状のサイズを保持できる. 96

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