応用課程 開発課題20周年史

93 グループ4 超精密加工のための微細金型用マイクロステージの開発 指導教員 伊藤 昌樹 青木 亮二 現在ナノテクノロジーの研究が盛んであり , より小さい 形状の製品を精密に作るという技術が求められている . 応 用例としては精密金型や医療用の微細製品の開発がある . しかし , これらの製品を作るためには,精密なステージ移 動を可能としたマイクロステージの開発が必要である . そ こで我々は,マイクロメカニズムを作るために必要な部品 の提供および微細製品を作る手法を目的として , 安価で精 密な XY マイクロステージの開発を行うこととした . グループ5 内固定材成形支援システムの開発 指導教員 大澤 剛 野村 征司 日浦 優 現在,骨折患者に対する外科手術には,骨折部を固定す るために内固定材(生体適合性の高い金属プレート.以下 プレート)が使用されている.プレートは手術中に医師が 骨の形状に合わせて工具により手曲げ加工を行っている. 本開発課題では,手術前にプレートの手曲げ加工を行うこ とができる支援システムの開発を行うことにした. グループ6 GPSを用いた屋外案内ロボットの開発 指導教員 藤田 秀樹 田野 英一 加部 通明 本年度は GPS を用いて屋外案内ロボットの開発に 取り組むこととした.ロボットは GPS によって現在 位置を把握し,使用者によって指定された目的地へ 向かって走行する.このロボットにより,学園祭や ポリテクビジョンなどのイベント時に来客を案内す ることができる. グループ7 建築施工検査確認支援システムの開発 指導教員 鈴木 章 川上 修司 茅野 昌明 近年,建物の建設時に行われる竣工検査等では,各検査工程が多く 行なわれている.その際に膨大な事務処理作業が発生し,技術者がそ れらの処理を行なわなければならない.このことから技術者が事務 処理者になりつつある現状が挙げられる.そこで,検査においての事 務処理の省力化を実現する検査確認支援システムの開発を行った. 93

RkJQdWJsaXNoZXIy ODQ0MTk3